MUKU-DATA  栃  1450 560-650 t45mm  木裏 SOLD OUT

栃の木裏の傷んだ部分です。
左右には栃特有の虎杢、縮み杢も見られます。
樹芯部分は朽ちかけてしまったものです。
一般的に材木屋などプロ同士の取引間では
上記のようなものは傷、痛みがある材としての評価ですので市場では価格は安めです。
でも実際に一般の方が一枚板として求めているのは少し事情が違うようです。
パッと見、いいかどうか
節や痛みなど我々よりもさほど気にしていないようです。
視点が違う所にあり、感性を大切にされているように感じます。
欠点=キャラクターが強ければ強いほど、好みは分かれていくのでしょうが、
それを選択するという事がその人の個性の一つとなってくるのかと思います。
個人的には良材も大好きですが、
パッと見た目というのもとても大切にしています。
この栃、栃らしい良い部分も欠点とされている部分も
全て詰まっている顔をもっているのかと思います。
木表使いもいいですし、木裏もとっても表情のある一枚かと思います。
同じようなキャラクターを持ったものを探してくれって言われても
無傷の良材を探すより難しいとも言えます。
(良材はお金さえ出せばどこかに必ず眠っているはずです)
こちらは木表側の顔
木裏

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