MUKU-DATA  チーク 2300x410x45mm  式台として1100mm使用

設計をされている方が自邸建築中で式台に何かいい物はないかと木を見にきていただきました。
床はナラ、壁天井は珪藻土、玄関の顔となる式台に何を置いたらいいかあれこれと考えている御様子でした。
事前に電話をいただいた時は床がナラなので白っぽい木かなぁ・・・と御検討中。
ナラで手頃な適材が見当たらないので、
栗か胡桃がいいかなぁ・・
この欅の枝部分の木目もいいからこれもありかもね・・
などとこっちは勝手に吟味していました。
実際に木を見ていただきながらよく聞いてみるとグレーぽい木もいいらしく神代ないですかねぇと
そっかぁ・・神代は残念ながら今持っていない。
きっと明確に式台を置いた状態のイメージがある御様子です。
脚は?
平鉄で作るらしい。シンプルで渋そう・・
あれこれと話しながら板を見ていると先方さんのイメージしている事が少し見えてきます。
いろんな板に紛れて地味だけど品よく立掛けてあるこのチークへと。
この少し控えめで渋い感じがいいらしく、これで決まり。
なるほどねぇ~ 木々しくなくてあまり主張していないようでいて上品で・・そこにFBのシンプルな脚かぁ・・
いいねぇ、なんて心ん中で思っていました。
この板、色はグレーではないけど見方を変えるとグレーともとれる渋目の表情はありますよね。
そーいうの求めていたんですね。
L=1100mmに使うのでこの板のどの部分を使うか相談。
やっぱりこの節があって白太の噛んでいる部分の方が表情あっていいですよねってことで
節を絡めた部分を使用する事となりました。
そんな感じで、
木ってやっぱり実際に見ていただき、その感じ方は人それぞれ。
イメージされているものに近い木があって良かったです。
チークですので無塗装のままでも
その表情は使い込むほどに深みのある式台となるのでしょうね。

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