MUKU-DATA  捻り組み接ぎの火鉢 材は桑?

ありゃ?よく見たら変な仕口ではないですか。。
半年前から当社の倉庫にあるのですが、よく見ていなかったのです。
なんじゃこりゃ?ってな感じで。。
ちょうどその時、広葉樹と木工に詳しいK氏が居たので色々とお聞きして、、
その方曰く、江戸指し物で材種は桑かな・・?

ちょっと調べてみました。
よく目にする仕口は「五枚組接ぎ」「石畳組み接ぎ」など、「蟻組み接ぎ」も時々目にするかな  参考:指し物の継手・仕口
材は変色しているし、よくわからん木だなぁ・・
木目を見ると、欅ではなく、タモでもない。
キハダは何度か製材したり床柱でも見ているがもう少し目詰まりがいいような材かと・・・
とすると、K氏の言うように桑・・ えっ?もしかして桑は桑でも島桑???← 島桑を見たことがないので断定できず。  参考:美の壺「江戸指し物」

しかし、すごいなぁ・・この仕口。どうやって作るんだろう??
どんな想いで作るんだろう?
この捻れ組み接ぎは角から見ると水の文字に見える事から水組み接ぎとも言われているんですって。
一度接合したら絶対に外れないらしい。
木工職人の腕の見せ所ですねぇ。

長火鉢の角部分によく使われた仕口らしく
江戸時代に洒落や御呪いで火を治めるという意味もあるとの事です。

粋だなぁ。

コメントを残す