MUKU-DATA   チーク棚板 L800mm

部分的に使われる木の部材
この小さな800x120mm程度の棚板に、集成材を入れるか、杉を入れるか、チークを入れるか、
で、大きく見え方も違ってくるのかと思う。
たかが小さな棚板一枚と侮るなかれ かと。。
同じチーク材だとしても耳なしのストレートカットしたキレイ過ぎるチークでは
この雰囲気は出なかったのではなかろうか・・・
現場監督さんはここを作るにあたって何度か木材倉庫で一人材を見ていたことが印象に残る。
きっとこの場所も検討していた木の部材の一つなんだろうと思う。
数千円の差額で、毎日使う場所の脇役の棚板に雰囲気のあるチーク材を設える。
庭の咲いた一輪の花を季節ごとに軽くいけてみる。
毎日ここで暮らす生活がとても豊かなものなるのかと想像できる。
玄関に置かれた栃の式台
八角形に加工された杉?桧?の手摺
杉の柾目の開口枠
キッチン部分の明かりが足りなかったので急遽開口を設けたとか・・
計画段階での図面では読み取れない部分が住宅建築には多々あるのかと思う。
LIVE、現場で様子をみながら臨機応変に変更していく柔軟な考えが
更に空間の質を上げていく。
現場、ライブの大切さを感じる開口部
ラワンの建具にチークの引手
これらは使い込んでいくほどにい色の変化も出てくるかと思う。
チークは油分も多く、直接手に触る引手などには有効かと思う。
小さな材でも使い方次第では効果は大きいかと思う。
毎日目にするもの、触れるものだからこそ、
そこに使う木の素材に関して、もう一歩掘り下げてみるのも面白いかもですね。

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