
■ MUKU-DATA アフリカンブラックウッド(グラナディラ)
ある石で作られたものを置く為の台座
メールでのやりとりの履歴を遡ると4月5日に
そこへ置く為の物の写真と共に、
「ご無沙汰しています。オブジェとしてお店に飾る為の台座で、
ゴツメの雰囲気ある木材を探しています」
「ご提案、お待ちしています!ちなみに急ぎ案件ではないです。笑」
ゴツメの雰囲気ある木材の台座・・・
急ぎではない ・・ (お気遣いありがとうございます)
結構、そういった何となくのイメージ、まだ作られた事のない木を使ってのもの
など・・
急ぎではない何点か頼まれている事があり
机の脇のメモに留めている。
数日間課題を寝かせてあれこれとこれが良いのでは?と思う材を考える。
1週間後位に、5点の材を提案
それぞれにそれを選んだ理由を添えて。。
では、その黒いアフリカンブラックウッドで という事に決まり
じゃあ、その30cmほどの塊からどの部分を木取りして、どう仕上げるか?
台座に載せるものがメインで台座は名脇役としての役割を果たせるか・・
この部分から作ろうと思っている事を写真で送り、OKをいただくも
実際に出来上がったものに飾る物を載せてみないと
これで良かったのか?もっと良いものが他にあったのか?答えはわからない。
作った事のないものはいつもこのような気持ちになって
果たしてうまくいくのかど?と不安が襲う。
なので、こういったものは保険を兼ねて2つ作る事も多い。
注文は1つだが、勝手に2つ作り、どちらか好みの方を選んでもらう。
余った1つは、木材倉庫で販売すればいいとか思ったりしている。
木取りは30cm位の輪切りの塊から約8cm角程度のものを取った。
黒い木に周辺の白太部分が印象的なのでサップはどうしても入れたかった。
黒い面だけ向ける事もできるし、サップ面を向ける事もできる。
1カ所、輪切りの黒い部分が欠けた箇所がありザラザラしていたので
この面もあえて残し黒い割肌面と黒い磨き面も作った。
木取りの加減で一部白太に黒の模様が入りパンダ模様な面も偶然にできた。
(このパンダ模様は狙った訳ではない)
グラナディラ(アフリカンブラックウッド)は
クラリネットやオーボエなどの木管楽器に使用される材だが
一見、黒のように見えて少し赤みを帯びている。
硬くて重い材なので磨くと光る。
木管楽器としては白太(サップ)が不要部分なんだろうけど
その他の材として使う際には、このサップの入り具合で
面白い見え方になるので、個人的にはサップが肝だと思っている。
そんなこんなでダラダラ?と時間が過ぎて
こんな小さな塊が2つ出来上がるのに、4か月の時間が過ぎてしまった。
しかし、この小さな台座って、いくらもらえるんですかねぇ・・?
こういったものは請求時にいつも頭を悩ましてしまう。
(事情を知らない周りのみんなにこれにいくら出せる?って聞くことも多い)
材料代+手間代 金額は大した事はないように思うんだけど
でもこの小さな木の塊1つが、その値段だと
何だか高い気がする。。
1点物って、、 こういった事が難しいですよね。
2つ勝手に作りましたけど、どちらが良いですかねぇ?とメールをすると
どちらもいただきます。という返信が、唯一赤字にならなかった救いかぁ・・
使った時間はお金に換算できる立場の人ではないので(ただの材木屋のおやじ)
まぁ、木が好きじゃなきゃできないし、いいトレーニングだと思ってやっている。
勿論、お客さんの事が好きでその人の為ならって気持ちの部分も大きい。









