■ MUKU-DATA  米杉 フリッチ盤 (丸太から平角にされた半製品で等級分けされている)

米杉のフリッチ盤が入荷しました。
最近、外部羽目板、デッキ材等で米杉(ウェスタンレッドシダー)を使われる建築事務所さん(工務店さん)が
多くなってきて、それに伴い部分的な造作材での必要性を感じていましたので、
取り寄せました。

サイズは 長さ:16F(4877mm)、厚さ:6(152.4mm)、巾:6,8,10,12インチ (1インチ=2.54cm)

16Fというのがなかなかやるでしょ?
厚さ6インチ部分が柾目です。
米杉は大径木で目詰まりがいいですから、板目使いの木目もとてもキレイです。
(米ヒバも同様ですが、米ヒバの板目取りはほぼ90%割れが生じます)

板目取りをしても、多分米ヒバほど割れないと思うのですがやってみないとわかりません。

等級は 2CLR/BTR とほぼ最上の等級です。
米杉の場合、色の仕分けもあり、ライトカラーは渋の少ない明るめな色で統一されていて
MIXカラーは色の仕分けの無いものです。
ライトカラーのほうが更に単価は2割程度高めのようです。
一時期(もう20年も前に建具屋さんの間で)米杉は黒くなる材があり
嫌われた歴史がありますので、このように色の仕分けができたのかもしれませんね。
今回はMIXカラーの選択です。単価ではなく、そこはあえてそうしました。
米杉の良さはむしろその材の色ムラにあるかと思いますので。
張り上がりの表情はとても豊かになります。
また2CLR/BTRにしたのは
米杉のフリッチ盤ははじめて扱うので下手に安いものを買って無駄を出すより、
まずは上の等級で料理しようと思ったからです。

梱包されたラップを捲ってみると、4方柾の平角も何丁か見られましたので、
6インチ以上の柾も可能かと思います。(多少追い柾気味になるかと思いますが・・)

上の等級ですので少し高かったのですが、間違いなくいい造作材が取れるかと思います。
玄関枠、外周部木製建具枠、外部造作材、デッキ廻りの特寸材など
何かありましたら、何でも言っていただければと思います。
(少し営業臭くなってしまいましたかね・・・ でもいい品ですよ!)

小手調べに来週少し挽いてみましょうかね。

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