MUKU-DATA  栃 瘤板  1000x500x45mm

週末は、木工芸品で見たこともない材を使って作られた品々を見せてもらって
それらの材がまだ頭の中をグルグルと駆け回っています。
木の持つ潜在的なパワーには驚かされるばかりです。
お腹いっぱいです。


しばらく前に入手した栃の瘤板をっ削ってみました。
さあ、これで何を作りましょうか・・・

こちらは先日本間大工さんからもらいました。
栃の根に出来る瘤との事。
棗などにいいのでしょうか・・・
土の中の根にできる瘤・・・不思議です。
パイプの材料に使われるブライヤーみたいですね。 → 柘製作所 パイプ
地中海沿岸地域に分布するツツジ科エリカ属の常緑低木・・・
その根にできる瘤・・・
いったい誰がこのブライヤルートを最初にパイプにしたのでしょうか?
考え調べるとどんどん深みにハマっていきますので
止めておきましょう。
昔から、これにはこの材、これは過去の積み重ねられてきた失敗と実績の結果ですから
適している材なのでしょう。
建築資材も然り、「これにはこれが適している」
適材は過去の職人の多くの失敗の上での言い伝えです。
素直に聞き入れるのが無難ですね。
だって一生で使えきれないほどの材種があるのですし全てを試すには時間がありません。

これが栃の根にできた瘤です。
(拳よりちょい大きいくらいです)

コメントを残す