MUKU-DATA  第59回 全銘展 

全銘展へ行ってきました。
最近、木材系で刺激が欲しかったのでその部分は充分満たされる内容の出材がありました。
あんまり刺激的な材料ばかり見ていると、麻痺してくるので、
年数回の県外仕入れが私にとっては丁度いいのかもしれません。

今回、かなり気合入ってんぞ!って内容の質と量でした。
理事が新たに変わった事も関係しているのでしょうか・・?
サプライヤーもここに焦点を絞り、普段ないような材をぶつけてきます。
買い方の材木屋も、全国から集まってきます。
あの方があのお店の方なのねぇ・・とか
関東老舗材木店の方々の底力とか
きっと全国の一枚板関係で名だたるお店の方々の顔ぶれが揃っていたのかと思われます。

世の商売、
とかく在庫を持たない方が良い、持たなくても商売できる業種が多くなっていますが、
やはり銘木に関しては、持っててなんぼ的な要素が多いのかと思います。
二度と同じ材、表情を作る事はできないのですから。
そして、各々の材木仕入れ担当者によって
好みの材が分れ、それがその材木屋の特色を作っていきます。

これだけ材木屋がいても、だいたい欲しい材がかぶるのは5~6社、
競りしているとまた同じ方と競り合う事になるのですが、
話をする人、顔は知っているけど話した事ない人、譲られる時、譲る時、
その5~6社の人たちはきっと気が合うんだろうなぁ・・と
妙に親近感を感じたりしていました。

出材は4000点以上だったと思うので、2~3枚の山や、数十の山などもありますから
1万以上は間違いなくあった事になります。
この中から大小合わせて数十枚、欲しい材が入手できました。

今回は激しかった・・・

ブビンガの杢の載った良材はことごとくS社さんへ
今となってはブビンガは超高級材。

黒柿コーナー、出材多く激熱
人で押しつぶされていました。

今回の目玉は、この瘤系のウォールナット。
サプライヤーいわく、瘤がある丸太は現地ではクラロと言っているので、
クラロでいいらしい。
辺材部分でも欲しかったがとてもとても・・・
いきなり100とか声が出て・・
数百万超え・・・
これはいい、価格なりの価値ありの名品です。
もう、今後出てくるのかどうか・・・

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