MUKU-DATA  出雲大社境内の杉の木 おみくじの木


ロシアによるウクライナ侵攻から約半年が過ぎようとしているが
爆撃されるウクライナの街の映像は信じがたく心が痛む。
破壊されたマンションの脇に立ち半分焼け焦げた木々たちはこの惨状をどう思っているんだろう・・ ふとそんな事も思いつつ、、
どうか早く平穏な暮らしを取り戻せるように願わずにはいられない。


『ご神木』
出雲の大社へ立ち寄った際に、何ですかぁ・・これは・・というほどの
おみくじを纏った杉の木が境内で目に付いた。
おびただしい数の人々の願いと人間の欲望のようなものを、
大木はハイハイと受け止めてくれているようも見える。
さすがは大国主大神様が祀られている場所なんだなとも感じた。




















『被爆樹木』
その足で、広島まで向かう。
一度見ておこうと思っていた原爆ドーム。。
よくテレビで目にする光景だが実際に目にするとリアルな現場は現実味を帯びてくる。
ドーム脇の多分、クスノキかと思うが、、、これらはきっと後に植樹されたものかと思うが、、
ふと、今起こっているウクライナの爆撃された町の木々たちと重なってくる。
そして被爆樹木なるものが残されている事をはじめて知った。
→ 被爆樹木リスト




職業柄、木に対して目や気持ちが向かうが、、
人の命より木の方が通常は長く生きる。
樹齢を重ねた大木であればあるほど、多くの願いを受け止め、
その時を見ながら多くの過去を知っている。
戦後77年・・・
普段扱う木々たちは樹齢100年以上のものも多い。
歴史の中ではまだ最近の出来事で、
私たちは今という平和の時代に偶然生を受けたということなんだと思う。