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■ MUKU-DATA 8/2(日) 木材倉庫にて
日曜日、ぐずついた天気で7月は木材倉庫の周りの草刈りをする時間がなくて
ボウボウになっていたので、よし、草刈りしよう。
土曜日の倉庫オープン日は何十人もお客様がくるわけではなく
ポツリポツリと、何かしら木、材木に関心のある方が訪れてくれて
濃いお話を聞ける事は60間近かな材木屋のおっさんでもいい刺激をいただけるし
励みにもなるし、ありがたいと思っている。
木が持っている力や可能性を感じて嬉しくなってくる。
土曜日来たお客さんの中に音楽が好きな方がいて自分は一部の偏ったジャンルしか聴いてはいないけど
そのお客さんのいうロックの国内と海外のそれぞれのグループの名前は知っていたけど
ちゃんと聞いた事がなかったのでいづれも作業しながら2つのグループの曲を流していた。
きっとそのお客さんの事に興味があって知りたいからなんだろうと思う。
7月、一度も草刈りしなかったので伸びきった新たな草を刈るのに6月の草刈りよりきつかった。
40~50cmほどに伸びていたからだと思う。
まめにやらないとですね。
トンボ、バッタ、カタツムリ、変なイモムシ(蛾の幼虫?)、レインボー色のカナヘビ、、
おっとあぶないザリガニだ!草を刈っているとザリガニ発見
いろんな生き物たちをみていると子供の頃にカブトムシを捕まえる為、
魚釣りをする為に、草むらを掻き分けながら出会った昆虫たちを思い出す。
三又の桜の輪切り丸太の虫の除去の為に、防虫処理をしてまた燻煙防虫も行う。
一気に全部というよりは繰り返し何度もちょっとづつの方が効果があるのかと思う。
一年前に構想して手付かずだった鉄脚+木、これもそろそろケリをつけたい。
ずっと眺めて頭の片隅に留めている事の一つだけど1年経ってもいいアイディアが降りてこないから
そろそろもう今日でそこに使う木を決めようと材の選定を行う。
結局、神代楢の割れた板にする事にした。
黒皮の生地の鉄と神代のガサガサした黒い楢の枯れ感が合うので一先ずこれとした。
カスタムできるので使って見て、上に載せる天板に合せながら変えていけばいいと思う。
そうこうしてるとアッという間に日が暮れる。
普段できそうで出来ないことを休みの日はやっているといった感じかな・・
何でもそうだけど、一気に全部やってハイ終わりではなくて
継続して続けていく。昨日より今日、今日より明日、少しづつ手を入れる事で
そこにいる材木たちもよりいっそうイキイキと輝きはじめる。







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■ MUKU-DATA 神代楢 製材 ( 11/4 新発田屋製材工場にて)
市場に置いてある時からバキバキで約半年ほど土場においていた黒い神代木
挽いてみたら、栗ではなく多分楢かと思う。
真っ黒な丸太・・
知らない人が見たら焦げた丸太に見えるだろう。。
製材前の前日に工場に入れたその黒い姿は異様で少し怖い感じだった。
真っ黒なのが最近、あちこちで騒がれている熊と重なる。
ガサガサな樹皮、挽いた時のバキバキのひび割れ・・
薄暗い工場に本当の熊が迷い込んだとしたら、
きっとこの黒い物体に熊自身がたじろんでしまうのでなかろうか・・・
これだけ割れていても中はまだ水分がたっぷりだった。
ひび割れた箇所には砂利が多く入っているのか?
帯鋸目は火花を散らして煙を出しながらゆっくりと進める事しかできなかった。
挽き面は帯鋸目の痕が残り少し光沢も出ている。
余程硬く、帯鋸は直ぐに切れなくなってしまう。
製材した板はどれもバキバキなっていた。
辺材部分は持てない位に割れが無数に入り力をかけると割れてしまう。
この状態で割れ止めを塗っても特に効果がある訳でもないだろうから
今回は割れ止めは塗らずにこのままの状態で桟済みして暫く乾かして様子をみる事にした。
木工の部材としてはバキバキになるので使えないだろう。
しかしここまで全体に割れが無数に入っているとそれはそれで面白い材に思える。
きっとプレナーかけたら材はバラバラになってしまうのだろう。。
このまま飾り台として、、
個人的にはこんなカウンターがあったなら気分も上がる。
白い陶磁器を置いたら映えそうだ。
花を活ける際の敷台にもいいかもしれない。。
崩壊寸前の木の個体
面白いからきっと何かに活かせるし、誰かの目に留まりそうだ。































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■ MUKU-DATA 黒柿 巾広 一枚板 テーブル天板用
仕入れは2022年の11月、
話によればある程度水中乾燥させてから製材した板だと聞いているが
製材直後から少し割れも入っていたので、、
どうしようかと躊躇していたが、結果的に縁あってこの2枚を迎え入れた。
この11月で3年経過するが、
倉庫へ来てから部分的に割れ止めを塗って
桟積みはせずに毎日観察し易い場所に木裏で立て掛けて天然乾燥をおこなった。
乾燥が進むと共に、木表側にUの字にゆるく反り始め(通常の木と同じ反り)
割れの部分も更に広がりを見せてきた。
どのタイミングで少し手を加えて、なるべくこのままの状態をキープしつつ
最終仕上げまでもっていくか
都度、眺めては何となく・・ どうしよう・・・と思いながら3年が経過した。
高周波プレスは反りの大きな神代木を中心に
他の木も何度か行い、数種類の共木の板を1枚は高周波後にプレナー、
もう一枚は高周波無しでプレナーと何度か試しながら様子を見ているが
それは、明らかに高周波なしで木の癖を取り除きながらプレナー掛けした方が
後々の反りは確実に少なく済む。
木の癖を抜くというのはそれだけ厚みが無くなる事で
結果薄い巾広は反り易くもなり、どちらとも判断しがたいこともある。
やはりそれぞれの木の癖を見極め、それに最適な処置を施していく事が
ベターであって一つの答えはない。
弊社の一枚板類は天然乾燥期間が他社様より比較的長いように思うが
高周波プレスをする場合は、一枚板がまだ完全に乾いていない方がいいという話も
約半年ほど前、実際に加工を行っている業者さんから聞いた。
なるほどなぁ・・それも一理あるよね・・
黒柿のこの一枚板、製材後3年弱
割れている部分は更に割れは広がってしまうかとは思うけど
このタイミングで一回、高周波プレス加工に出そうと決めた。
高周波プレス後に一旦軽く削るかどうかは
加工屋さんにプレス時のこの木の状態がどうだったか詳細を聞いてから
判断しようと思っている。
こんな大きな柿の木って本当にあるの??!って思う。
近所に目にする柿の木がずっと20cm~25cm程度だし
時々目にする大きなぁ・・って思う柿でも、せいぜい40cm位だと思う。
この木にどんな柿の実がなっていたのだろうか・・・
この木が立っていた時の様子を想像するが、、
いまいちピンとこないくらいデカいなぁ・・と思う。
因みに左端の黒い一枚板は神代楢の巾広
こちらは完全に割れが広がる覚悟で、これも一旦高周波プレスして
様子を見る事にした。
いづれの木も安くはないので、なかなか決めれずにいたのだが、
今だ!エイ!!って感じのタイミングで少し手を入れる事にした。







■ MUKU-DATA Meaningless 沢村澄子さん
昨日、木材倉庫に木を探しにきたお客さん
家具を製作するようで例えば神代栗であったり神代楢であったり
黒い木を探していた。
きっとイメージされているのは黒檀やアフリカンブラックウッドではなく
日本の黒、漆黒色を探していたのかと思う。
すると国産材では、神代栗もしくは神代楢しか
あの黒い色はないのかと思う。
そういえば、昨日は帽子から服、足先まで黒で統一されていた。
巾は仕上げで317mm必要で状態の良い神代の栗や楢は手当てが難しいし
あっても高くついてしまうので・・さてどうしましょうか・・?と手が止まってしまった。
杉の浮造り板を黒く塗りますか? しかも墨で・・
それとも栗の板を鉄染めしてみますか・・?
(栗の持つタンニンと鉄分が反応する事で栗は黒く変色する)
あーだこーだと話している時にタモの板に後ろに隠れていた
サイズが丁度ほどよい柿の木が顔をのぞかせていた。
(オイラここにいるよ、黒じゃなくて白柿だけど・・って主張したのかもしれない)
実験的に白い柿をベタ積みして放置するとスポルテッド化するんだろうか?と
少し屋外に放置していた柿の木だったが
結果は黒くカビただけだった。(放置期間の問題かと思う)
ちょっと前にプレナー掛けして倉庫に立て掛けておいたものだった。
作ろうとしている家具の部材としては、
これいいかもですね・・と数枚を奥から取り出して見てもらう。
白い柿の木地に黒柿模様ではなく黒カビ模様が点々と描かれてあった。
こっちの模様よりもこっちの模様の方が良い感じかなぁ・・と
作る家具をイメージしながら如何にバランス良く黴模様が入っているかの視点で
数枚選定していただいた。
柿の木と言えば、黒柿、キングオブ黒柿だ。
一部、ゴルフクラブヘッド材としては黒がない白い柿が必要とされている。
では白地に黒カビの出ている、黴柿は?
自分自身も自然にできたカビの模様は意図して描けない嫌味のない模様だと感じるが
材木屋としてのその材木の評価は?となると弱気な価格設定になっていた。
(実際には、じゃあ同じカビ模様の木を探すとなると唯一無地のものなのだけど)
そんな黴の点々とした模様を見ながら
沢村澄子さんの書?絵?墨で描かれた模様みたいなものを思い出していた。
確か般若心経を書いたと言われていたような・・・
その夜、沢村さんの書を無造作に置かれてある木々の中へ置いてみた。
特に何も違和感もなく、すんなりと木と溶け込んで見えた。






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■ MUKU-DATA 神代楢と神代栗 SOLD OUT
先日の銘木市に出材された神代楢や神代杉などは高過ぎて
どれも買う事ができなかった。。。
特に神代楢・・・
自分が買いたい値段のどれも3倍ほどの高値がついた。。。
挽いたばかりで乾いておらず、しかも神代の楢とくれば
ほぼ100%割れや捻じれが生じるであろう。。。
そんな確実なリスクも承知の上で、一部の人たちには需要があるだろう。。
国産材で黒い色の木と言えば、黒柿。
焦げ茶色で槐、槐も床柱等に使う際は製造過程で石灰を使って色を出す。
生地の状態の槐の色はもう少し薄い。
その他多くの国産材の色は白木の薄めの色から中間色が殆どかと思う。
肌の色と共通する。
で、そんな中で地中に埋もれた埋れ木(神代木)は土中成分と木に含まれるタンニンが反応してその殆どはグレー色に変色する。
中でも栗や楢の埋れ木はタンニンが多いのかと思うが、真っ黒になる事がある。
なので国産材の天然で黒い木といえば
黒柿のマグロ(黒の部分)、神代栗、神代楢、この三種が主な材かと思う。
雨の日の作業で、神代ではない普通の栗の板をリフトで移動していると
リフトのフォーク部分の鉄と反応してフォークが触れた部分だけ
栗が少し黒くなることを経験したことのある人も多いと思う。
あれは栗のタンニンと鉄分が反応しているのかと思う。
鉄染め、酢酸鉄で色染めも、木のタンニンと鉄分を科学反応させて色を付ける。
外壁でグレーに染めるウッドロングエコという塗料があるが
確か成分表は非公開?だった記憶があるが
きっと鉄の成分が入っているんだろうと想像できる。
神代杉とウッドロングエコを塗った杉はほぼ同じような色合いをしている。
ウッドロングエコの場合は、ドブ漬けしながら塗り込んでいく事が多いが
表面上のみの染めなので数年で色落ちしてしまう。
神代木は何年地中に埋もれたいたかは定かではないが
中には2000年、3000年と埋れていたものもあるので芯まで成分がいきわたり
どこを挽いてもあの色に染まっているといえるのかと思う。
昔から日本では黒い木に対しての憧れがあったのかもしれない。
ないものねだり・・ ?
中間色より少し薄めの色が多い中、見たこともない黒い木はドキっとする。
黒柿の自然に描かれた墨流しの模様はどこかに響いてくる。
昔の建具屋さんは欄間や障子の骨の一部に使う杉の木を
石灰水につけて色を黒くして使ったと聞いたことがある。
そんな黒い神代楢と神代栗が入荷した。。 が
部材として使える部分は殆どは行き先が決まってしまった。
ごく小さなものや割れが多くあるものが少し残る程度で。。
しばらく保管するのに並べてみたが何だか室内は異様な空気感が漂う。
でも黒檀やアフリカンブラックウッドの海外の黒とは違い、
やはり日本の黒だなと感覚的に感じる。






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■ MUKU-DATA 神代楢(ジンダイナラ)2000 720-910-750 t75mm 未乾燥
巾広の神代楢の一枚板、なのだが
ご覧の通り表も裏も木口も全体にひび割れが生じている。
乾く前からこれだから、天然乾燥後はどうなっていることやら・・
小さな神代楢は過去に1本だけ製材した事があったが
巾広で天板サイズの神代楢は割れているとはいえ、
なかなかお目にかかれないのかと思う。
普通のナラ自体、巾広材に出会うのは難しいのだから・・
しばらく、静かに寝ていてもらおう。
暴れないでおくれ。。。












オヤスミナサイ・・


■ MUKU-DATA 新潟木材共販市場(県森連)6/17
昨日、神代木が出ているとの事で久々に市場へ行ってきた。
(普段製材する杉の丸太の仕入れはここのところ製材の石川さんに任せている)
神代木も気にはなるが、ウッドショックでの材不足と国産材製品価格の高騰の現状も気になるところ。
広葉樹の競りが終り、杉丸太の競りへ
全体に林場内を見渡すとやはり杉丸太は少なめ、
105mm角、間柱類の品不足から製品価格が倍になっている状況を鑑みると、
県内の丸太の引き合いはいかほどのものか・・・?
果たして必要な原木を手配できるのかどうか・・・心配ではあったが、
感覚的には原木価格はウッドショック前に比べ2割前後高値、径級によっては
3割ほどUPの丸太もあった。
製品が手配できない状況下で、まだ丸太は製品よりは手配し易い印象をうけた。
外材輸入量の激減から国産材へシフト、国産製品価格はこの数か月で倍以上になったものもある。
先日、山で木を搬出している方に聞いたら、山での木の価格はそう値段は上がっていないと言う。(市場と同じ2割程度)
そして昨日の市場の様子(新潟でのことではあるが)など冷静に眺めていると
製品価格が倍以上になっている理由が薄っすらと透けて見えてくる。
限られた一定数しかない状況下ではどこも我先にと先々の材の確保をしなければいけない気持ちは分からないわけではないが、
それが余計に材不足と高騰を引き起こしてしまう。
今、本当に必要なところへお互いに譲り合い助け合う。
困った時はお互い様・・って日本の美徳はどこへいってしまったんだろう。。と
自身にも言い聞かせている。。。
そんな感じで一般建築用資材である杉原木の手配をしつつ、
杉丸太の写真は撮り忘れていたが、昨日も杉の原木はほぼ完売状態だった。
気になるのは市場に並べられた神代木
今回の神代は県北の荒川(飯豊山地を水源として胎内市で日本海へ注ぐ)辺りで
出てきた材との事。
神代欅と神代栗、もう一本黒くなっている材は栗なのか?楢なのか?材種は不明
新潟の市場に神代が出てると情報を聞き、県外から買い付けにこられた製材業者さんもいた。それだけが目当てだったようで気合を感じます。
この神代木が何年地中に埋もれていたかは調査されていないと思うので、
それらの詳しい年代は聞こえてこないが・・
晴天の昨日、林場にあげられた神代木を見ていると、
何か恐竜?得体の知れない生き物の化石が並べられているように見えた。
(まぁ生き物の化石といえば化石だけど)

左:神代栗 右:神代欅

神代木の競り 数名の買い手がいれば競り上がる

神代欅2本 左の大きな神代欅が今回の市で一番盛り上がって高値がついた。



神代欅 陸に挽きあがられた巨大生物の如し
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■ MUKU-DATA 神代楢(ジンダイナラ) 1300×880 t60mm
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