■ MUKU-DATA 黄檗(キハダ)杢板 天然乾燥材 プレナー加工済
何の木が一番好きですか?と聞かれる事があるが
それぞれにその木の良さがあって、、
材種というよりはその木が持っているそれぞれの個性に惹かれているのかと思う。
杉でもその佇まいから始まり、一枚の中に描かれた木目が全体の形と調和して
とても個性的に映えるものもあるし、
今はいちまち人気の薄い欅だって、多彩な木目が出易い木で
魅力的な材はたくさんある。
やはりそれぞれの持っている個性に惹かれるのかと思う。
木の一枚板というと、真ん中に板目が走り左右に追い柾目~柾目、そして白太から最後は樹皮へと
いう一本の丸太を割ってできる木目を想像するのかと思うし
一般的にはそういった木らしい木目が好まれるのかもしれない。
弊社に在庫のある板で柾目~追い柾で巾1200mmのセコイヤや
巾700mm程度の杉の柾目の板、過去には巾800mm程度の柾の米松もあった。
丸太を挽くと柾目部分は丸太の中心から左右両端部分にでき
柾目はその丸太の1/3~1/4の断片と言える。
巾1200mmのセコイヤであれば、丸太の径は 1200×3、×4・・
となると直径4mほどのとてつもない巨木だった事が想像できる。
そんなものを室内へ入れてテーブルやカウンターとして
果たして使っても良いものなんだろうか・・・さえ思えてくる。
今回プレナー掛けを終えたこのキハダも
柾目を中心として変わった木目が形成されている。
立木の時はどんな姿をした木だったんだろうか?
大きな枝もついていただろうし、極端に偏芯していたのかもしれない。
年輪は細かく、縮み杢を中心にその杢自体交錯してプチプチした
杢が出ているカ所もある。
あまり目にすることがない変わった杢目だなぁ・・と思う。
一枚の中で傷んでいる部分もあるので
例えば4辺をストレートカットしてスクエアに切り取ったとすると(木取り)
板目部分がほんの少しだけ入り、角度の違った柾目~追い柾がで構成された
一枚となる。
木の板らしい、真ん中に板目の通ってあるそれとは全然違った表情が現れる。
なんじゃこれ?
これって木なの?
どんな形の木だったんだろうね・・・?
四方に枝を伸ばした大きなキハダだったんだろうねぇ・・・と想像が止まなくなってしまう。
巨木を授かった際に、どう使おうか?どう見せようか?
という木取りのセンスと腕の見せ所とも言える。
黄檗は比較的、縮み杢が出易い木ではあるが、
このような杢を持ったキハダを見たのははじめてだし、
今後こういった同じような杢を持った黄檗と出会う事はないだろう。。。









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■ MUKU-DATA 脇谷のトチノキ(2024 9/22) 南砺市利賀村栗当字脇谷244
利賀村の合掌造りの利賀山房の内部が見られなかった事で
気持ちが満たされずに井波の瑞泉寺へ行く事にして
今度は来る時は反対側のR471で井波方面へ下る。
クネクネと下って暫くすると、
なんじゃ?あの木は!?って木が目に入ってきた。
ブレーキを踏んで、バックして道路わきに停車。
看板には「脇谷の栃木」、国の天然記念物に指定されてある。
樹齢のいった老木で大きいのは大きいのだけど、昭和の豪雪で片方の幹が
折れてしまったらしい。。
幹の部分は半分以上欠けて大きな空洞になっていた。
思わず心の中で声をかける。
たまたま通りかかった山道で、大きな栃の神様に巡り合う事ができた。
導かれたような感じで、ついてるなって思った。
(利賀山房の中が見れずに満たされていない気持ちが一気に埋まる感じ)
写真で撮るとこの木の大きさや迫力、生命力はどうも伝わらないが
この栃に出会う事ができて良かった。
栃の木もさることながら、山道を下る際になんじゃあの木は!?って
ブレーキを踏ませたのは
実はこの栃ではなく、幹の中間に大きな瘤を持った道路際の杉の木の方だった。
このような瘤を持った杉丸太は昨年1本製材する機会があったが
それを遥かに上回る大きさで、、異様な感じで迫ってくる。
何と言っても過去に販売した事のある神代杉の瘤がレアなものであったが
立木の状態でこんな大きな瘤を持つ杉の木を見るのは初めてだった。
栃の木よりも何の保存もされていないこちらの杉の木の方が気になって
雨が強く降る中、傘を差しじっくりと観察、こちらにもご挨拶した。
どうせなら、この脇谷の栃木と共に、この杉瘤も保存して欲しいと思う。
国指定は難しい杉だろうから、市や県の指定とかで
杉瘤とこの大きな栃の2本を同時に見れる場所としてアナウンスしてみてはどうだろう?
日本珍木協会の会長さん???(そんな人いるの?)
偶然に通りかかった道とはいえ、きっと導かれたに違いない。
この2本に出会う事ができて心は十分に満たされた。
脇谷の栃の木 人里の巨木たち
脇谷のトチノキ とやまの文化遺産






脇谷の杉瘤 (2024 9/22撮影)
こちらの杉瘤も是非、文化財指定して欲しい。







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■ MUKU-DATA 神代栃 一枚板 L1500x800mm程度