
■ MUKU-DATA 榎(エノキ)のスポルテッド材
「スポルテッド」
数年放置し朽ちかけた丸太の挽き時が難しい。
弊社に3~4年ほど置いてある大きめの榎の丸太があるが
今年の梅雨時前に挽かなければ、もしかしてもう材としては使えないのかもしれない。
かと言って熟成度が足りないと材としてはまだ身も締まっていいのだが
あの縦横無尽に走る縞模様度が足りなく模様としてはいまいち面白みに欠ける。
トリュフビーチはドイツの森の中で土中に丸太を埋めて熟成させると
何かで読んだが実際にその話は本当かどうなのか・・
製材後の板を桟積みせずにベタ置きして寝かせて?とか
色々とやってみたが、
榎に関しては丸太を土場に数年放置しているだけがいいのではないかと
今は思っている。
カエデ、トチ、ブナ、などのスポルテッド材に関しては
材質も違うので丸太を放置するというよりまた別なやりたかの熟成方法が適しているのかもしれないが
今のところそれらの丸太を試す機会がない。
榎といえば玉蟲
白地に縞模様のモノトーンに美し過ぎる玉蟲の翅の色
死んでも尚、色も模様も色褪せずそこに存在するという事は
何だか不思議な関係だなと思う。









