MUKU-DATA  キャラクターのある木の棚板 W1260mm D150~160mm t22mm
ホームセンターへ行って、便利グッズを見るのはワクワクする。
なるほどなぁ・・って思ったり、
これ、いいかもって思ったり、、
特に金物関係は良く見ている。
こう使えるね、あぁ・・こう使うといいかなぁと、実際に手にとってあれこれと想像を巡らす。
あっという間に時間が過ぎていく。
数か月前に、ディメンションランバー2×4を使って作る上下を釘ナシで固定できる
アイディア受け材があった。
バネの力で上下に突っ張らせ、天井と床の柱を固定するもの。
丁度、木材倉庫に取外しができる棚を考えていたので
材木は弊社にあるので、突っ張らせる為のバネが内蔵されたその受材と
木に塗り込むワックスを購入しておいた。
縦の柱となる2×4に、
弊社の石川さんから @150mmピッチでシャクリを入れてもらい
(23mm x 深さ15mmm程度)
棚板は、弊社でお客様には出せない?
行き場のない材を取り出して加工した。
節、割れ、腐れ、ヒビ、アテ、ピンホール、入り皮、・・・・
まともに工務店さんや家具屋さんに持っていったら返品されるであろう材たちです。
製材機で巾を決め、万能機にさっと通して、
ササッとやったので所要時間は半日ほど
削って真新し過ぎる材はどうも目に付き不自然なので、
ダークグレーの色の入ったワックスを部分的に塗り込み
少しエージング処理を施した。
キレイにし過ぎないこの適当さ加減が、
今出来たばかりではない前からあったような、くすんだ感じに
なったかと思う。
通常は今まで建築資材でも家具材でも駄目材とされる材たち
欠点= 逆で捉えるならキャラクター。
そういった味のある材は、
見てて目を楽しませてくれるかと思う。
駄目?といわれている部分を木取り、製材、プレナー
倉庫は随分傾いているので、現場で一枚一枚採寸しながら長さカット、
入り難い部分は金槌で叩きながら入れ込む
材木は専門だが、大工仕事は素人
でも、まぁこんな感じでいいのでは・・・?
キャラのある棚板たち
タモ:節、欠け
樟:腐れ、割れ、ヒビ、蒸け
栗:虫食い(ピンホール)、大節、
地松:皮付き、虫穴
白々してツルンとしていたので色入りワックスを塗り込んだ
ピーラー:入り皮
ブラウンアッシュの節やアテ材
ホワイトオーク:アテ材、曲り
槐:節、一部腐れ
どれもキャラのあるものばかりを使いました。
通常であれば返品必至ですが、
何だか、これら欠点と言われている木たちは、それぞれ個性があって
見てて楽しい気持ちになってきます。
無傷無欠点も当然ながら良いですし、良材ならではの品の良さは感じます。
適材適所かと思います。
一方、欠点といわれていたキャラの強い材もこれはこれで面白いなぁって
出来上がった棚板を見ながら感じます。
試しに棚板に木の素材を少し置いてみました。

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