■ MUKU-DATA 黒檀巾広一枚板 

黒檀の種類は産地により多く分かれているようだが、
通常我々が良く目にする黒檀は上記写真のような縞黒檀(マカッサルエボニー)が多い。
一番左だけちょっと系統が違うような気がするが、フィリピン産のカマゴンと言われれいるものかもしれない。
写真にはないが、丁物(3m 105mm角程度)で1本、これ明らかに良く見る黒檀は違ってカマゴンだよねってものが本社倉庫にある。
黒の縞模様部分が少なく、これ違うよねってひと目で判別ができる。

以前知り合いの銘木屋さんが何百本も黒檀の木取りをして(仏壇の材にすると言っていた)
乾燥させている際に目にした緑がかった色の物、あれがきっと青黒檀っていうものなんだろ。。。
(黒檀の種類に関しては検索すると多く出てくるかと思うのであえて触れず、そちらで調べていただければと思う。)

初めて巾の広めの黒檀を見たのは若い頃、銘木屋さんに立て掛けてあった3mの2尺巾(606mm)の厚盤だったような気がする。
値段を聞いて「高っ、こんなの買えないなぁ・・」って思っていたが
今思えば無理しても買っときゃよかったと思う。
他に一枚板テーブルにできる巾800mm巾もある黒檀を持っていた銘木屋(県外)もあったけど、それも到底買えるような値段ではなかった。
今はその銘木屋さんの手を離れ、どこへ行ったのか・・・?

床柱でも180mm角程度以下の物が多く、
きっと大きな木はないのかと思う。

そんな中で初めて黒檀を目にしてから、魅力的な縞模様だなぁ・・と憧れみたいな感情を抱きつつ縁があれば少しづつ巾のある黒檀を拾い上げてきている。

昨年、知り合いの銘木匠が巾広の黒檀を手放してもいいという事で
譲っていただいたものを先日引き取ってきた。
一部割れがあったり欠けもあり完品ではないが、昨日、材を確認しながら採寸を行った。
小さめのソファーテーブル、サイドテーブル等は一枚板黒檀で作れそうなものもある。
他に何に向けるのがこれらのある程度巾のある黒檀が活かされるだろうか・・
と考えている。

この縞模様、黒柿とも違うし、スポルテッドとも違う。
縞黒檀は黒檀ならではのまた違った風味の縞模様を持っているかと思う。

左2枚は数年前に仕入れたもの → 縞黒檀
今回入手したものは上記写真の7枚あるうちの左3番目から
サイズは以下の通り
・1490 425 t25mm SOLD OUT 2023 4/27 U様
・1680 440 t27mm
・1510 430 t30mm
・2030 435 t27mm
・1100 485 t27mm
※全て乾燥材プレナー仕上げ済み