MUKU-DATA  小原の材木岩 

ここのところ休日の度に日帰り山岳ドライブを続けている。
距離もどんどん長くなり先週も500km以上、昨日も500kmはドライブした。
昨日は早朝3:00に出て、関川村を通って先ずは山形の蔵王へ

息子たちが大きくなって家族で出かける機会も少なくなり
一人バイクで山の方へ出かけたり雨や雪の時は車でドライブしたりと
休日は山の景色や木々に触れている事が生活の一部になっているが
ここ最近、自分とほぼ同じように特に目的もなく山の方へドライブしているという人だという事が分かり二人で出かける事が多く距離も伸びているといった状況
去年までは35℃でもオートバイで暑さと戦いながら出かけていたのだが
車内でのエアコン、喉が渇けば冷たいお茶、小腹が減ったりお菓子、
もっぱら快適すぎる車でのドライブはバイクと違って楽で快適で。。。

こういった特に目的もなく、山の方へドライブする人、そういうジャンルの人っているんだろうか?
山へ登る訳でもなく、美味しいものがある繁盛店に食べに行くわけでもなく
大枠の目的地と経路をきめて、行き先変更や寄り道も都度変わる。
昨日なんて蔵王エコーラインからハイラインを使い頂上駐車場まで行っておきながら
歩いて数分にある名勝のお釜は見ずに仙台方面へ下っていく。
駐車場から歩いて数分の距離が体力を使うので、パスしたのだが
究極の怠け者、新潟弁でいうところの「のめしこき」
休日は山へ行きつつ、身体を休めているという目的も兼ねてはいるので
直ぐそこにお釜があろうが、そこはパス。。といった怠けぶり・・
同乗者さんには、オレ休んでるんで、見たかったら行って来て
みたいな感じで
目的をもって出かけている人からしたら、なんじゃそれは??なんでしょうね(苦笑)

そういった目的もなくドライブする人、趣味?って
何ていうんだろう?と今朝
「山の景色を見ながらドライブする事をなんていうか?」と
Googleに聞いてみたらジェミニAIによる概要で
「山をドライブ」するで問題ありませんとか出てきて
だから、、、

そんな中で、絶景ドライブ、山岳ドライブ、ロードトリップなるワードがあって
日帰りの絶景ロードトリップってやつだなと思った。
今後、もっと突き詰めていくと別なそれに近いワードが見つかるかもしれない。
「危険な場所に近づかない絶景が見える日帰りのめしこきロードトリップ」
この長めのワードを短くしたもの

例えば2日間ある休日を使って出雲大社へ行こうとした際に、
2日間で出雲大社やその周辺を観光するには
高速道路を使わないとその目的は達成できないのだけど、
高速道路を走っていても道中の風景は、殆ど楽しむ事ができないので
それは
「危険な場所に近づかない絶景が見える日帰りのめしこきロードトリップ」の趣旨とはどこか違う。
ロードトリップ、道中の景色、町並み、人、地元の食、
それ自体を楽しみ事が目的なので極力高速は使いたくはない。

一人だったら蔵王エコーラインでUターンしてまた山形方面から新潟へ戻ったんだろうけど
二人だと力強いよね、
仙台方面へ下ってみようかって事になり白石市へ

はじめて走る道は、新鮮で、景色も日本海側とはどこか違う。
ナビで道検索すると大体は大きめの道から案内させるけど
そこはあえて、少し遠回りでも山林を通れる小さな道を選択する。
こんな山の中に蕎麦屋さんがあったり、大きな木に出会ったり
昨日は「材木岩」の看板
「材木岩」って何だろう?
まぁまぁそういう事なんだろうなぁと想像はしていたが想像通り
でも、想像以上の景色だったかなぁ・・

隣接した県文化財の茅葺屋根の検断屋敷も見学したけど
中で案内してくれている人やきっとご近所の方かと思うけど
「材木岩」について話しを聞いてみたけど
半分何って言っているのか訛りで聞き取れないってのが、またいい。
向こうもこっちが新潟弁丸出しで話していたから、
帰った後に同じような事を言っていたのかもしれないね。。
材木岩の下に崩れた岩がそのままの状態になっていたけど
あれは東日本大震災の際に崩れたらしく、
崩れる前の材木岩はもっといい形をしていたと言っていたと自慢げに話されていた。
なるほどねぇ・・そういうことかと

下調べもろくにせずに前知識もなく
偶然突然に出会う風景、町並み、そこで生活する人、
小さな食堂、地域に伝わる工芸品・・・それらは
「危険な場所に近づかない絶景が見える日帰りのめしこきロードトリップ」
の楽しみの一つ。

朝早く出かける事で、今まで見たこともない山の景色と空気
夜明け前の空の色、空の雲、野鳥の鳴き声、道中の木々、山の稜線・・

そんな休日の過ごし方はまだまだ飽きずに続きそうです。