■ MUKU-DATA   大山エンリコイサム「Kairosphere」展  ポーラ美術館 

数年前に美術手帳に特集されていて知った。
見た瞬間、あ、いいなぁ・・・って思った。
グラフィティという言葉もその時初めて知った。
連休の後半、またあてのないゆっくりと車での下道の旅、
何となく関東方面へ車を走らせ
→東京→横浜→
ちょうど神奈川のお問合せをいただいた事のある工房から
電話をいただき、タイミング良く顔を出す事ができた。
過去数回電話でお話しただけで初めてお会いしたのに
昔から知っている初めてではない感覚、そしてのこのタイミングでの電話、
何か縁を感じるなぁ・・
今回も息子(高2次男)との二人旅だったが
(車中での会話なんてほとんど無し大きな音でROCKが流れているだけ)
好きな木工をやっているおじさん(見た目も頑固おやじ(いい意味で))の
若者への言葉には温かみがあった。
「おい、好きな事、やりたい事があるんだったらやれよ!」(残念ながら材木ではないのだが・・)
「今の若者はやる前から自分には無理って簡単に諦めてしまう、だから日本が駄目んなった」
「その代わり、好きな事やるってのはおじさんみたいにいつも貧乏だからな、
でも好きな事やらせてもらえるって幸せな事なんだから・・」
と最後に握手して励ましてもらった。
16歳の彼はどう思ったのか。。
なかなか強烈だったが、
好きな事を直向きに取り組んでいる人の言葉に曇りはない。
で、そうそう、大山エンリコイサムさんの作品、
ここから近かったよねって感じで、
遂に現物を見る事ができた。
美術館では印象派の企画展を開催中だったが、
見たかったのはこれだけで、アトリウムギャラリーで数点の展示だったので無料だった。
グラフィティ(落書き)は色んなものがあるんだろうが
エンリコイサムさんのものは自分には何かが響いてくる。
オレはこの木がいいなぁ・・って感覚的な部分と
どこか似ているように思う。

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