MUKU-DATA  山法師(ヤマボウシ) 新潟市秋葉区小須戸

数日前に木材倉庫へ行く途中に、真っ赤な実がなっていて道路にも沢山落ちていて
あ、この木、去年もそうだし一昨年もそうだけど何だろう?って
春には白い花を咲かせ秋は赤い実がなる。。

材木屋って流通する製材された材木が何かは大体皆さん把握しているんだけど
立っている山の木や街路樹なんかは意外と知らない人が多く
私自身も殆ど分からないと言っていいほど知らない。

今日は第4土曜日で休みなので朝少し時間に余裕があったので
この木の事を思い出して実を拾ってきた。

実の色は可愛らしくて、
現在天然乾燥中のマスカリーウッドの材面の色に似ている。。
マスカリーウッドはまだ一枚も仕上げた事はないが
割れ止めを塗り手入れをしている際は、この山法師の実の色のように
ピンクの濃いめ、赤ではなく少しピンク系の色というのが
今から仕上げて材面を見るのが楽しみでいる。
(実際に仕上げたら、どうなのかは分からないが・・)


実と葉を持ち帰って調べたら山法師であることがわかった。
ミズキ科ヤマボウシ属
ハナミズキと似ている葉も花びらの先端もそして分かり易いのは樹皮も違う事がわかった。
毒々しい実は、食べても大丈夫らしい。


数年間の何だろう?が解けた。
もっと早くに調べておけば良かった。
今度はここの脇を通る時はヤマボウシとして分かってみることができる。

材木として流通しているものは樹種の中ではごく僅か・・
その他の多くは雑木として扱われてきたと思うが
最近挽いた葡萄にキウイフルーツに仕上げた山桃、、
まだ知らない材種、製材されたことのない樹種の方が圧倒的に多いので
何かの機会に切られ廃棄処分される前に色んな木を挽いてみたいと思う。






2022 8/27 7:15 AM