MUKU-DATA  チーク 鋸目 2m 120×150~ 芯持ち角材

いよいよ、材木屋なのか何屋なのかわからなくなってきた感はあるが、
チークなので材木屋が売るものだろう。

チークの芯持ちの角材です。
きっと随分前に、現地挽きして側で造作材を取り、残った芯角部分も
一括して輸入したものだろうと思います。
みた感じ日本に来てから何十年も使うあてもなくどこかの倉庫で眠っていた材なんでしょう。

現地の切れない刃で挽いた丸鋸の痕が随所に残っています。
(チェーンソーぽい痕もありますし、帯鋸で挽いた痕もあります)
小径木だったのか、白太が目立ちます。

これ、なんかいいなぁ・・使えるなぁと、持ってきたのですが、
例えば、
枕木にもなるし(チークの枕木ってサイコーじゃん)
この鋸目を残して両サイドを30mmほどに挽き割って壁面材にもできる。
一部飾り柱になるし、
栗の棟木を入れて、左右からの化粧登り梁も味が出るかもね・・
って感じで、
どんどんドンドン頭ん中を膨らませてくれる表情をもっている。

ずっとここ4~5年、古材とは?
何故に心に響くのか?

昨日、家具指物の桑山さんとも電話で長く話していた内容は、
「鋸目」のこと

昔から数寄屋建築などでは古い材料は重宝されて
使われてきている日本ではあるんだけど、
世代によっても古い物、枯れた材に対しての見方・感覚が少し違っているんですよね。
若い世代のいいっていう物とご年配世代のいいって物が少し違っている。

樂吉左エ門館のインドネシア古材を大胆に使ったあのプリミティブな素材感、
MOA美術館の改修工事の
基本設計・デザイン監修した美術家の杉本博司さんは
石や木の古材を蒐集しているらしく
いづれもその使い方はグッと心に響いてくるものがある。

あの感覚、一体、何なんでしょうかね、・・

最近、読んだ雑誌か何かに、
言葉に出来ない魅力ってものの本質を語ると野暮ったくなる

Don’t Think、Feel

みたいな事が書かれてあったけど、

かもなぁ・・

古材も無垢材も、

感じるってことかもしれないなぁ・・

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