MUKU-DATA  越後舟板  新潟市南区にて
「おい、舟板あったぞ、どうする?」とお盆前に大工さんから電話があり、レスキューしてきた。
昔は木は高価で大切に扱われてきたので、
舟の利用は終わっても材は何かに使おうと農舎の軒先などで大切に保管されてきたらしい。
大工さんの話では、リフォーム工事をやっていると畳下の敷板などにも
時々舟板は出てくることがあったらしい。。
かつては農家の人には必需品であった舟、今でいうところの軽トラになるのだろうか・・?
越後平野に残る多くの舟板は、田圃仕事に使われてきたようだ。
新潟といえば米どころ、美味しいご飯に美味しいお酒
お米を作る為になくてはならなかった舟
時代が変わり、舟は必要なくなり、高価だった木も簡単に手に入るようになり、
保管されていた舟やその材も多くは処分されたことだろう。
滅多に目にすることがなくなった。
もしも、自分が
新潟の美味しいお米でおにぎり屋🍙をやるのなら・・
鮭にイクラと選べる具の棚板に使って見たい。。
もしも県内のお米を厳選した米の販売店をやるのなら・・
お店のどこかのディスプレイに掲げてみたい、
おばあちゃんの美味しい漬物も置いてみたいなぁ。。
もしも新潟のお酒でポン酒BARをやるのなら・・
凸凹してるけどかっこいいBARカウンターに設えてみたい。。
酔っ払い過ぎてこぼすかなぁ・・
新潟のお米に関連したお店の看板なんかにもきっといいだろう。。
何十年も溜まった塵や埃を落として水で洗い流す。
舟と水は相性が良い。
きっと長く川で使われてきたからだろう・・
イキイキとして息を吹き返したかのように見えてくる。
キラキラと輝いて・・
作業してて清々しい気持ちになった。

コメントを残す