MUKU-DATA  ウォールナット一枚板 変形、Y字

2017年の全銘展で仕入れた変形のウォールナット
丸太の側部分から挽かれた材も多いが、この芯部分の3~4.5mの材も4枚まだ寝かせてあります。
当時の出材者の話ではカリフォルニアウォールナットとの事ですが、
樹皮部分には瘤?芽吹きの痕?クラロ特有のボコボコした出っ張りがいくつかあるので
クラロ?かなぁ・・と思っていたのですが。。
当時の話ではウォールナットでも瘤系のある木はアメリカではクラロウォルナットと言って
取引されているような話を聞きました。
まぁ、どうであれ、このウォールナットのユニークな形や表情ある杢目はどれも個性的です。
昨日に続いて、「変な形の一枚板」といったところです。
昨日の欅もそうですが、変形一枚板は、伐採、搬出・配送、製材、保管・乾燥、加工・仕上げと
どこの工程でも扱う側からすれば正直扱い辛く、厄介なもの。
おおよそ、現在での木の価値は、杢目、乾燥、無傷無欠点、サイズ感、レア度、などの評価
需要がある材でその価格が決まりますが、
この扱い辛い、だれもやりたがらない(=手間がかかりそれに見合う対価がないから)
変形した材、
これもより野趣に富んだ自然美溢れる木らしい一部分
「変形」も木の価値として評価され、もっと求められれば、
より個性的で楽しい材たちの姿もあちこちで目にするようになるのでしょうね。
曲線、Y字、根曲がり、枝分かれ、見ていて楽しくなってきます。
桟済みから取り出し、一枚一枚検品し、整理した中で
どうしても反りが大きすぎてそのままでは使えそうにないウォールナットを
半分にしたり製材したのですが・・・
ウォールナットの丸太を製材した経験はありませんが、、
以前クラロウォルナットの瘤を2本製材した際に、挽いた直後の色合いは色抜けしたような
黄土色みたいな挽き肌になって、
クラロも挽いた直後は色落ちする材種なんだと認識していたのですが、
ウォールナットは平割材、一枚板の厚み落としなどは何度か行っていますが
色落ち色抜けの記憶、経験はありません。
丸太を何本も製材した訳ではないので何ともいえませんが、
ただのウォールナットも色落ちするのでしょうか・・・?
再割したこのウォールナットですが、
クラロのように色抜けしました。
やはりカリフォルニアウォールナットで杢のあるものはクラロとアメリカでは言われている
=接ぎ木、交雑を繰り返し、もう何が何だか分からなくなっているのでしょうか・・?
詳しい方、教えてください。

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