MUKU-DATA  オーディオラックボード 片耳付き一枚板

オーディオ機器類をはじめとした精巧で複雑に組み合わさり部品の素材一つ一つに拘りぬいて作られた機械類は少年の憧れでもあり
未だ手にすることのできないおじさんたちの憧れでもある。
(今の若い人たちはどうかわからないが、少なくても50代以上のおじさんたちにはそういった人が多いように思う)

腕時計、オートバイ、車、カメラ・・そしてオーディオ機器類もその一つかと思う。
先日木材倉庫で選んでもっらったパーローズ(で購入したが何の木かは判別できていない。木目からアフリカ材ではなく南米材に思えるのだが・・)
は前々から随分と色気のある木目と雰囲気をもった材だと眺めていたが
アンプとCDプレイヤーを載せる台として使われる事になった。

作りはシンプルで2.4mの材を1.8mにカット、余った材で脚を作り
H180mm テレビスタンドが背面に来るのでその部分を切り取った
至ってシンプルなもの。
シンプルがゆえに一枚板の敢えて加工し過ぎずに仕上げた片耳の荒々しさや
情熱的な赤が高価なオーディオ類と対照的でお互いを引き立てあっていた。

これはいいかもなぁ・・と思った。
はじめて製作したので木と音の関係の追求はしておらず
先ずは見た目のみに重点を置いての製作だったが
例えばスピーカー用のボードにはこの材種、
アンプやCD用には脚部分には専用の緩衝材など取り付ける事で
見た目だけではなく用途としても意味のあるものになるのかなと思う。