MUKU-DATA アサメラ(アフロモシア)一枚板 天然乾燥材

ここ1年ほど、何故かアサメラに縁がある。
(本当は約1年ほど太鼓判を押せるチークの巾広を探してきたのだが・・)
このアサメラ、変な杢が出ていて、杢目もさることながら
天然両耳と白太もキッチリと残っていて
なんとなくパッと見、良くみえるので入手したもの。
辺材の白太とこげ茶の赤身の間に1本黒いラインが通っていることが
効いていて、全体の雰囲気を更に良く見せているように見える。

一枚板たちが倉庫へきてから、
通常だと割れ止めして桟入れ、天然乾燥で数年間は寝かせるのだけど
見た感じ、乾いているように見えたので含水率を計ったらOKだった。

同じアサメラでも木目によって全然印象が異なるのは
アサメラだけではなくどの木にも言える。
特殊な材種だからどうこう、無傷無欠点だからどうこう、、
そういった価値観が確実に変化していることを感じる。

先日、県外の銘木店さん、木工の方々が弊社へ訪ねてきてくださり
一日中、材を見たり木の事を話したり、木工の木取りの話を聞いたり・・
晩はお酒の席までご一緒させてもらった。
30代1名、40代2名、自分より1まわり離れているプロたち、
息子くらい離れた人、
皆さん材に対しては基本を押さえつつ(基本は熟知して)
それぞれが木に対して独自の見方、木取り、見せ方、使い方など
考えていることを知って、お話を聞いていて何だか嬉しくなったし
逆に若い方々から勇気と希望みたいなものもいただく事ができた。

感性を信じて各々が独自な路線を切り開いていく事で
この業界がもっと楽しいものへとなっていくことだろう。