一枚板・無垢材テーブル｜新発田屋木材倉庫 ·

■　MUKU-DATA 　パープルハート　乾燥材　プレナー済み

もう20年も前の話で、当時無垢フローリングを積極的に販売していた頃
（無垢フローリングSOLiDを作った2004年頃）
このフローリングってどう？とサンプルを見せてもらったのが
この木との初めての出会い。。
サツマイモみたいな色だねぇ・・って
住宅の床にはちょっとイメージが出来なかったので購入は見送ったのだが・・
今思えば、少し位なら在庫してても面白かったのかもしれない。
もっとも、経年変化で色は紫から茶系に変化して、
パープルのサンプルが古くて茶色になっていた色が気に入って
玄関枠に使用したら、真新しいパープルな枠を見て
設計者が青ざめ、取り替えたという（うちではなく）話を聞いた。
材の供給者の説明不足、この紫だと設計者さん焦った💦だろうなぁ・・と想像できる。

好みは別として何だか毒々しい色だよね・・
ポイントで使うには良い雰囲気は出せるだろうし
床もテーブル天板もパープルにしたら、紫好きにももう堪らんだろうなぁ・・

ただし注意書きとして
この色をキープしたければ数年に一度削る必要あり　　苦笑

パープルハート　乾燥材　プレナー加工済みピリ割れあり
SIZE　1450 800～850 t50mm

ピリ割れについて
この板の木表側に多くある斜めに入っている細かな亀裂（業界ではピリ割れとか言うが）
これは杢のある板で急激に乾燥した際にこのようにピリピリと亀裂が入る事が多い。
この板に関しては２年ほどの天乾の後、仕上げてエアコンのある乾燥した室内へ
入れていたらこのような状態になってしまった。
経験上、パープルハートはなかなか乾き難く５年、１０年も長く寝かせる必要があるように感じる。
このピリ割れ、他には栃の虎杢などにも入る事が多い。
春先の製材後、急激に気候も良くなり乾燥すると複雑な杢目部分がピリピリと割れてくる。
杢物は冬の早い時期に製材した方が良いかと思うし製材後の割れ止めも
杢のある箇所には入念に塗って養生しておくことが望ましいかと思う。