MUKU-DATA  パープルハート

ご覧のとおり、紫色のやつです。
これを初めて見たときはSOLiDを作りたての頃で(2004)
商社がこのパープルハートのフローリングのサンプルを持ってきた。
あまりに衝撃的な色で、フローリングを買うのを躊躇してしまいました。
(今思えば、ちょっと買っとけば良かったかな・・と思ったり・・)

それから数年を経て、一枚板を数枚在庫して約4年ほど経過しましたので
そろそろ削ってみました。
過去、2枚販売させていただきましたが、頻繁に扱っている材ではないので
いまいちこの木の特性を把握できていませんが・・

紫色にばかり気を取られがちですが、
意外と杢が出ているものもあったりして、
それなりの表情を持っています。
産地は、中米~南米北部、特にギニアやブラジル産が多いようです。

いったん表面を削り、しばらく立て掛けていた材があったのですが(1年半ほど)
その前に板を置いていたら、日焼けした部分とそうでない部分が
くっきりと色違いになりました。
紫外線焼けがしやすい木だという事になります。

今回、色の薄い木を削って見たら、
一日置いて少し色が紫色になってきたように見えます。

また以前、これパープルなの?っていうサンプルは
もっと褐色、赤褐色になっていました。
時間の経過で、紫から赤褐色に変化していくのだろうと思われます。

まず、削り紫外線や空気に触れる事で鮮やかな紫色になり、
1~2年かけて深い紫色に変化して、
いづれ紫系の赤褐色へ
という感じでしょうか。。。

辺材部分が脆いように思うのですが
たまたま持っている材がそうであったのかどうなのか・・

木は重い方です。
感覚的にはウェンジまで重くはないが、ブビンガより重いような感じです。
気管比重を調べてみると、やはりそんな感じでした。
→ 木材比重リスト(木材博物館より)

色だけではなくその杢目や表情など
独特な雰囲気を放つ木だなぁ・・って
あらためて眺めていました。


♥♥
♥♥

まさにこの色

辺材付近が痛んでいます。

こちらは色がもっと薄かったのですが、
一日ほど置いて陽があたった右側が濃く変色しています。

いい表情です。

縮み系の杢目も見受けられます。

いいかも・・P-♡

良く見ていると
新たな気づきがたくさんあり、
パープルハートのポテンシャルの高さを感じます。

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