MUKU-DATA  栃一枚板(秋田?)天然乾燥材 プレナー済み

2018年1月に秋田能代の市場で購入した栃を削りました。
過去何度か、能代の市場に出ている栃を取扱ってきましたが、
4年過ぎて削った材面を見て、今回もまた、という過去同じような印象を持ちました。
また、というのは
新潟や岐阜などから出てくる栃と少し木目や色合いの系統が違うのです。
何が違うかって、言葉では上手く説明できないのですが、
偽芯である赤身部分の色合いと色の入り方、というか・・
白太部分の色合いと木目の細かな出方の感じも他の栃とは違うのです。

たまたまこれがそうだった訳ではなく、過去数回も同じような赤身だったので
これが秋田から出た丸太なのか、東北地方の丸太なのか、、?
今後このような板の材面を目にしたら、これもしかして秋田の市から出たもの?って
判別できるのかもしれません。
同じ杉でも秋田と吉野では系統も若干違うので、
杉以外もそういった事は十分あり得る話なのかと思います。

いづれも共木ですが、なかなか味わいのある顔を出してくれました。


左:D4353 栃一枚板 2100 680-320(640)-850 56mm





中:D4354 栃一枚板  2100 730-630-900 t52mm
  ※長さ方向へ若干弓形の曲りがあります。SOLD OUT 2023 4/26 三条市 W様 
  





右:栃一枚板 A0118  2200 720-790-810 t65mm SOLD OUT 新潟市S様 2023 7/6
  ※上下両木口から割れはあるが全体の形のバランスは良いと思う。