MUKU-DATA  手前から 栓、ウォルナット、栓  製作:木工舎 三井さん

板の仕上げ加工は3、4社に依頼をしています。
また当建築部の大工さんにお願いする事もあります。
一枚一枚表情が違いますし、割れや反り、耳の状態も違っていますし、
その仕上げ要望もお客様それぞれに求めるところが異なります。
極端な話、仕上げないでそのままでいいって方もおられます。
(他で仕上げるのではなく荒木のまま使っておられます)

今回の最大のテーマは
「割れた一枚板」
これをどう仕上げるかです。

板は割れる。
折角、市場で選んで競り落とした板が乾燥途中で割れてしまう。
もう慣れていますが(ジタバタしてもどうしようもないので)、内心は、やはりガッカリします。
割れた表情を活かす、
更に言えば、割れていた方が力強くて木らしくていいじゃない!って

もっと言えば、割れていない板も、割れた様に加工してくれって要望へ(笑)

今回も木工舎さんに依頼しているが、ここの皆さんとあれこれ板を前にして話していると
色々な意見を言ってくださるのでとてもありがたく参考になるし考えが広がっていきます。

ここへ割れた板を搬入して2週間。
この時間も一枚一枚の表情を見ながら、どのような方法がいいのか
皆さん考えてくださったようです。
良く見て観察する時間が必要ですね。

今回は木工舎さんの三井さんが担当しています。
細かな細工が得意との事です。

割れ=価値ある物と変われば、板売り屋の皆さんの悩みが解消されますね(笑)

ちょっと手間がかかり過ぎているかな・・・
(手間は当然価格に反映されますので御了承くださいね)

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