MUKU-DATA  挽き板:米松 t27mm 仕上げ無しの挽きっぱなし

米松の挽きっぱなしの板を敷き込み、
ここでの作業等がはじまり半年が経過した。
土足の床なので、きれいだった木の肌に汚れがだんだん付いてくる。
今が一番汚い感じかもしれない。
これはデッドストックの現地挽き米松平角材をt29mmに製材したもの。
実加工はなく、仕上げ加工もなしで帯鋸目が薄っすらと残ったまま、
脳天から釘打ち施工。
セルフビルでもできるっていう施工。
板類を扱う者としてなんぼ米松でも板の上を土足で歩くというのは少々気が引けるが、
適材適所、ダメージのある広葉樹など板敷きするのはありなのかもしれない。
例えば、桜、人工乾燥にかけ、実加工を施し、表面を仕上げ加工して・・云々
それはそれでどこにもない素晴らしい床材にはなるが、(やってみたいし、予算があれば可能)
こうなると一般的な無垢フローリングより当然コストは上がってしまう。
挽きっぱなしの加工無し、
多少反っても割れても空いてきてもOKOKって感じで
ラフな雰囲気を楽しむ位の心構えがないと即クレーム間違いなし。
使い込んでいく。
何千何万と行ったり来たりして、時にはお茶をこぼし、塗料も垂れてしまったり・・
木は汚れも吸うがそこの空間に漂う音や空気感もきっと吸収しているのだろうと思っている。
本当の木の床の良さが出てくるのは20年後30年後からである。

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