MUKU-DATA  杉フローリング 4000 150x15mm 等級:節あり 埋め木処理

昨日、大工さんが現場に使う予定の杉の羽目板とフローリングの現物確認に行ってきました。
ほぼ同じサイズの杉のフローリングであっても産地やメーカーによっては
坪2000円~3000円の差額があるものがあります。
呼び名は「杉フローリング、サイズは150x15mm」と同じであれば当然安い方がいいって事になるのが常。
私自身も、今回大工さんに提示した見積りは安い方の杉フローリング。(理由は色々とあるのですが・・)
しかし今回は木味などに拘る大工さんで少し気がかりだったので
現物確認して触ったり見てもらうことにした。
同じ材種でほぼ同サイズ、この金額の差額は材の質、仕分け、手間の掛けように拠るのは
理解していたが、このことはどうしても売り先である工務店さんには伝え難く、伝わり難い。
「高いな」の一言でハネられてしまうケースが多いのが現状。
昨日改めて、メーカーの比較をしてみると
まずは、樹齢は見た感じほぼ倍、埋め木処理など加工の手間もほぼ倍はかかっているだろう。
木味、色艶などどちらが良いか一目瞭然
長く大切な室内の床材として耐久性が勝り、経年変化も美しく変化し続ける床材に
どちらが適しているかは誰もが判断できるであろうと思う。
本来の価値から言えば2倍以上の価値があることはわかるが、
価格は2~3割増し程度、仮に坪2500円高かったとして30坪使用なら、
75000円が床材として高くなるが、総金額の2~3000万円の工事費に占める割合からすれば
体制に影響はないだろうと思う。
長くお客様の家の床材として経年変化を続け、喜んでいただけるのなら
坪2~3000円の壁はどこの工務店さんもちょっと高いけど「質は倍」を選択するのではなかろうか。。
当然、昨日の大工さんも木味の良いフローリングを選択された。
納品後に現場で全ての梱包を解き仕分けして、
1Fは赤身が強く節少なめのものを貼ると言っていた。
同じ名称に惑わされないこと。
「杉フローリング、150x15mm」 実際は樹齢も産地も作り方も質も全く違う。
このことは大工さんにも言える。
「大工」と一言でいってもその技術、質、センス、性格は当然ながら天と地の差があり別であるということ。
深く検討して、良く見る、想像することで
本当の質と価値が見えてくるのかと思う。
羽目板の目地など確認
貼った感じの様子がわかるようリフトで上げてくれた。
様子が良くわかる。目透かしと突き付けの比較

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