MUKU-DATA  桧下見板 t18mm +押縁   新潟市南区 I 様

おはようございます。
窓を開けていますが、朝は心地よい風が通り抜けていきます。
また日中は蒸し蒸しとなるのでしょう。

4~5年前に張った桧の下見板の様子です。(無塗装)
西日にガンガンと曝される方向です。

ヒノキの下見板を目にする事は滅多にありません(新潟では。他県の事情はわかりませんが)
まず、市場にないこと、あったとしたら杉より当然高い事、
また桧は木口割れが強いので、下見板のように薄く製材すると乾燥の際に、
木口から表面板目割れが激しいと聞いた事もあります。
節も杉より抜けやすいのかもしれません。

これは、お客様が縁あって桧の丸太を調達して、t18mm以上に(通常杉ですと12mmが多い)製材、
陽の当たらない倉庫で一枚一枚桟積みして、半年以上じっくりと乾燥させてから張ったものです。
現在の状態を見てもほとんど割れなど目立った不都合は見受けられません。

特にデザインされた訳でもなく、昔ながらの横張に縦押縁の一番機能的な下見板張り。
これが、なんだかかえって新鮮に感じたりします。
昔ながらの農舎の青い扉、戸袋は細かい材を張り、その他は普通に。
この機能的に優れた下見板張り、また普及してくるのかもしれません。(実のある羽目板ではなくて)
昔と違えるのならポイントは押縁の形状と間隔がミソかもですね。

あれ?大津大工さんですか?
最近よく会いますね。。。

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