MUKU-DATA 手前:栃(トチ)  奥:栓(セン)   

工務店さんと施主さんが数か月前に木材倉庫に来ていただき
選んでもらった栃と栓

栓は広めの土間コンクリートに置く式台
テレビボードはどの材にしようかと色々と悩まれていたが、
倉庫の庇に立て掛けてあったこの栃を選ばれた。
いづれも個性的で、へぇ~こういったものが好きなのかぁ・・と
お話させていただいていた。

それらが仕上がってきた。
長さに関しては、現場で材を見ながら微調整してカットするとの事

式台に使う栓は曲線のある変形一枚板で大きな節もあり目細
色々な杢が詰まっている。
栃はテレビボード用で一部凹んだ部分に穴が空いてあって、
元の朽ちかけの部分は一部色が濃くなっている。キラキラ部分の少しあり栃らしい。
これは長さは2.4mあるので打合せ時は元の部分はカットするような話をしていたが
削ってみると、この模様の個性の一つとなり面白い表情をしているかと思う。

直線で構成された室内に、こういった自然な曲線や模様、色をした天然木が入ると
室内の雰囲気がガラリと変わる。
キャラの立った個性的な2枚かと思う。
室内の雰囲気がどう変化するのか?
木が空間に動きを持たせ彩を添える。