MUKU-DATA  新発田屋 製材師 石川新一

丸太用帯鋸製材機が壊れて2か月が過ぎようとしている。➡ 帯鋸
昨日、新たに入れる中古製材機の土台部分が完成して
いよいよ来週から設置できそうで漸く今月末には回す事が出来る予定
家業を継ぎ、配達、工場ん中と何でもやった。
当時、小割用帯鋸機で造作材は頻繁に再割りした。
アガチス、スプルス、ピーラー、アユース、イゲム、米ヒバ、米杉・・・
アガチスなんて素性の悪いアテの木だと弓なりに反って使い物にならなかった。
ピーラーの脂も然り。。
実際に触る、鋸を通す、反る、使えない・・
木の特性にはもう嫌というほど泣かされた。
そんな中、今回壊れた本機丸太製材用の帯鋸機だけは先輩方が居て
触れる機会がなく今日まで過ぎてしまった。
製材の要は何といっても、まず丸太から
だと思っている。
木である丸太をある程度の大きさに割らない事には材として始まらない。
これを機に、石川師匠から丸太製材を教えてもらおうかと思ったりしている。
丸太の製材に手を付けると他の仕事はできなくなるが
小さな製材所・材木店にとっては丸太製材は要であり、
木を見る目、製材する技術は次の世代にも繋げていった方がいいように思う。
2階で事務仕事をしながら当たり前に聞こえていた帯鋸の音が、
機械が壊れて今動いていないのに今日も空耳で鳴り響いている。
生まれた時からある、丸太を挽くあの音は身体の中の一部になっているのだろう。
早く製材がしたい! 帯鋸回れ~回れ~ !
壊れた製材機は木材倉庫で保管することにした
昨日、基礎部分完了
来週には設置できるか?

コメントを残す