MUKU-DATA  杉 杢板 2400 900~1100 t12mm  9/22 SOLD OUT 大阪 O様

建具材用として製材されたのでしょうか・・・
厚さ12mm 大木の片側は傷んでいたのでしょうね。
中心の板目はズレてこの樹の60%ほどの部分が製材されたのでしょう。
キッチリと中心に杢目を置いて左右対称に柾目が走っている、
所謂正統派の優等生として材にされたものはそれはそれでいい物ですが、、
このように片側に杢が寄り、柾目は根元付近で流れているっていう
床天にもう~ん?だし、柾板だけ木取るのも、ぅんん~?と悩んでしまう。
かといって小さく切り刻んでしまうのも何だかこれだけの大木に対して恐れ多い・・
ってな感じで、製材はされたものの、何十年もこのままの状態で
建築資材としては使われずに手が付けられない状態だったのかもしれないなぁ・・
きっちり縁取りされたものは当然良いのですが、
より自然のままの状態で残されていたこういった感じもの
個人的には結構好きなんです。
キッチリと平らな状態ではないですよ、
少しグニャグニャしています。
これはもうこのままの状態でお部屋に立て掛けてみては如何でしょう?
t12mmですので一人で簡単に持ち運べます。
凄いオーラが出ていますよ!
でもこんなの部屋に入れたら子供たち怖がるかな・・
奥さんに怒られそう?
樹齢はきっと4~500年クラス、
何百年も生きてきた断片が身近にあるっていうのは
色々と考えさせられるものです。
過去、未来、そして一瞬を生きている今
怖いもの見たさじゃないが、きっと別次元への扉になるものかと思います。
是非一度置いて試してみてくださいな。
(置いてみてもし嫌だったら返品OKよ、
「本物」っていう事を体感していただきたいなぁっていう気持ちなのです)
9/25追記
大阪の木工をされているOさんの所へ
普段見ないこの木取りの仕方とこの杉の表情に何か感じるものがあったらしい。
何にするかは決めていないようだが、
材を良く見ながら、どうするか考えたいとの事でした。
Oさんが作られているものは
デザインも共感でき木の使い方がとても上手く感じました。
どの作品にも目を凝らし耳を澄ますと静かな音が流れているかのような
言葉では表せない何かを感じます。
いづれ何かの機会でご紹介させていただきたいですし、
ハイセンスなどこにもない素敵な家具を身近に置きたい方がいらっしゃれば
お声がけください。
この杉がどう活かされるのか、
納まるべきところに材はいくものだと、また感じる事ができました。

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