MUKU-DATA  杉 柾目 腰板  t12mm 1000 430mm巾 7枚  460mm巾 9枚  3/9 SOLD OUT

柾目といえば、一枚の板に上下平行に真っ直ぐ目が通った
端正な面持ちというのが一般的でしょうが、
この板はどうでしょう?
柾目は板の途中から側面に逃げて目切れしているし、
葉節も多く入っています。
優等生ではありません。
木材業界、上質な和室建築材としてはアウト、市場では誰も見向きもされない材料です。
ですので価格は安く落札される訳です。
当然、良質な和室建築の資材としてあてがう気はないのですが
(逆に使ってみるのも面白いかも)
この杉の木自体、大きく樹齢のいった木だったということは想像させてくれます。
現状の柾巾で450mm前後、その次に板目部分が500mm前後あって
その先にまた柾目部分が同じ巾あったということは、
木の根元付近で1.5m前後はあった大きな杉丸太だったのでしょうね。
天杉赤柾の目が詰んでしっかりと通った柾目板は、
それはそれでとても美しく惚れぼれしますが、
目切れ、葉節、赤白、渋など欠点が多く
木材業界では見向きもされないようなこういった柾目板も
個人的には同じくらいに惹かれます。
使う場所、用途、使い方次第で、
優等生の天杉赤柾よりも、
更に良く映える場所がきっとあるかと思います。
こちらはこの丸太の共木?の反対側の柾目部分でしょうか・・・
950 370-460 t12mm 12枚口
先の板より葉節が少なく色合いも優しいので
少し穏やかな大人しい雰囲気です。

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