MUKU-DATA  イタウバ 玉杢 カウンター材  


その板を検討する時、また使う事が決まった時、
両耳残しで使うのか、ストレートカットでスクエアにしてスッキリ見せるのか、
または上記写真のように半分ほど耳を残して使うのか(この場合奥行き巾Dのサイズ優先の場合も多い)
その一枚を前にして、さてこれをどう仕上げましょうか?
どう見せるのが一番カッコよく見えるでしょうか・・・?
この見立てる作業は一枚一枚違った顔と形を持っている一枚板毎に行っている。
現物を見ながら設計士さん現場監督さん、オーナーさんとお話することもあれば、
遠くで来れない方には写真、メール等で詳細を決めていく。

木は美味しいから、通常は耳と言われる辺材部分は虫に食われている事が殆どなのでその辺も考慮する対象となる。

このイタウバの玉杢、何人かに見ていただいているが
「かわいいぃ~ 」って表現された方が数名いらっしゃった。
かわいいがcool、かっこいいの意味合いなのか・・?
その微妙なカワイイという言葉の真意が掴めない事もあるので
もっと幅広い世代の人たちと遊ばないと感性は養えないとも感じる。
面白かったのは「杢目の感じがキャラメルみたいに滑らか~♡」である。
キャラメルかぁ・・
木を見て人の感じ方は様々だ。
木が全て違うように人の感じ方も十人十色、
いいなぁって思う。
そんな木を見て感じた感覚や感性を大切にしたい。