MUKU-DATA  セドロ t25mm 4m~4.2m   SOLD OUT
もうかれこれ20年近く前に購入した材で
購入時は「ローズマホガニー」という名前で買ったもの。
当時、これと同種のパネリング(羽目板)も販売されていて、
少しだけ買い販売した記憶がある。(弊社建築部のトイレ天井にも使用してある)
工務店さんへ納める機会を逃してずっと本社倉庫に立てかけてあったものです。
某工務店さんと羽目板の話から「ローズマホガニー」って言葉が出て
あ、そうだとご案内させていただき、使っていただくことになった。
長年、ローズマホガニーって何ぞや?と思って時が経ったが
昨年木の詳しい方が来られた際に(樹種の本を書いている方)見て貰ったら
セドロではないか?という話になっていた。
その後しばらくして大きなフリッチ盤の賃挽きをした際に、
この木何?と聞いたらセドロとの事で、材面は非常に良く似ていた。
なのでこれはセドロ(スパニッシュシーダー)ではないか?と現状は思っている。
もともと平割材として市場で目にする機会も少なく
この木に関しての経験値が足りないので何とも断定はできないのですが・・
それにして、この色合いで造作材として使える材種は少ない。
アガチス材とも色合いは若干違うし、これは板目が薄っすらと見えている。
マホガニー系の造作には相性はいいだろう。
何十年か経過して表面から樹液?のような染みが出てきたので
万能機で削ってみた。
それらは表面を削るとキレイに除去されたが、何故に今頃になり樹液?が出てきたのか?
ここ数年の暑さの影響なのか?
材は柔らかく加工性は良い。少し木裏の木離れ、逆目など経ちやすいように感じる。
窓枠や窓台、見切り材など
造作材としてはメインにはならず気づかれ難い部分ではあるが、
細部での材種の色合いは全体に少なからず影響を及ぼすと思っている。
あそこ、何かが違う・・・
何だろう・・・
長年眠っていた色のある木、
名脇役としてデビューは近いかもしれない。

コメントを残す