■ MUKU-DATA 一枚板手入れ前と天然乾燥中
最近、一枚板テーブルが売れないねって
他県の同業者さんとの会話の中で良く耳にする。
そう、もともと木はそうそう流行るものではなく一見地味で分り辛く
静かな存在であるので、、
流行り廃りの中では気づかれ難く、木の方もそういった事を望んではいない
と毎日見て触っていると、木がそう教えてくれる。
生物としては死んでいるが、物となってからは環境の変化で動き続ける。
物や道具としては思い通りに言う事を聞いてくれないので
扱い辛いと感じる人が多いのだろう。。
いつの時代も多少の波に浮き沈みしながらも、極一定数の人には受け入れられている。本質・・?
不思議なもの、だな・・・と思う。
生きている期間は人より長く、死んで物になってからも
延々と生き続けていく。。
材面にはその木が生きてきた証として嘘のない年輪と木目が刻まれている。
そしてその質感は人に優しい。
この仕事は天職だから、
これからも材木屋として真正面に木と向きあっていく。