■ MUKU-DATA  組み立て式 木の本棚 支柱はマホガニー材


お客さんが考えた案を形にするのが我々の仕事の一つ
お客さんからどうせなら木で本棚を作ろうかって事になり
先ずは提案させていただいたもの(完成品)をお客さんがアレンジする。(組み立て式)

過去に一度でも作った事があるものであれば
その際の問題点など考慮して更に精度等高まるのだが
はじめて作るものは、作ってみないと分からない点も多い。
その点、考えなきゃいけない時間も必要だし、気苦労もある。

はじめての〇〇っていう一点物という機会が結構多いような気がする。。
まぁできる限りお応えできれば・・という気持ちから
それらの事に一つ一つ向き合っている。

台座と鉢巻部分は鉄製で、そこに支柱を差し込んで支柱に埋め込んだ棚板の受け柱に
棚板を載せるというシンプルな構造なんだけど
要となるのは木の柱で
お客さんからの要望は杉や桧ではなく広葉樹でとなっている。

いろいろと考えると広葉樹の支柱のサイズは50×40mm程度は欲しいよね・・
広葉樹でなるべく安く、尚且つ支柱は直材で仕上げなくてはならない。。
この時点で、適材は何がいいかぁ・・と頭が病める。

『2.6m 50×40mmの直材 なるべく安めのもので・・・』
製作する側のあなたなら、何の材を選択しますか・・・?
材種の選定、難しいでしょ?


以前に購入して在庫していた3mの平割材t45mmのマホガニーがあったので
(何度も確認してマホガニーとして購入したが、マホガニー系は似たような材が多いので
これが何マホガニーかとは輸入業者もハッキリと分からない様子だった。
過去にアフリカンマホガニー、シンガポールマホガニーの扱いはあったが
この平割材はアフリカンではないのは分かる。
どちらかというとシンガポールマホガニーに似ているのだが・・
ハッキリとは分からない)
その厚み45mmの材から巾60mmに製材
どの材もそうだが製材すると少し曲りが出てくる。
なるべく素性のいい素直そうな材を選んで製材するもそうそう上手くはいかないよね。
50mm仕上げ側は削り代10mmみて60mm製材、もしくは65mm程度で製材したので
50mmには仕上がるが
厚みの45mm側が問題で40mm仕上げは厳しかったので仕上げ38mmとさせてもらった。
それでもその厚みの仕上げが厳しいものが数本あったので
一部支柱を2枚貼り合わせで作る事も検討したが
数ミリ真ん中が膨らんでいても、棚板を設置する際に押せるので
数本の曲りは問題なかろうと判断した。

5連結と2連結の書棚の製作で
2連結は別室のものなので棚板はタモ集成となり、
5連結の40枚は無垢材で作る事になった。
D300mmの無垢材、これもコストを抑えてその数を用意するのがなかなか大変で
とりあえずビーチ材で20枚のみの製作となった。

残りの棚板20枚は木が好きなお客様なので都度、色々な材種を追加していきながら楽しんでもらう事にした。
耳付きの棚板があってもいいし
好きな色々な材種を選択してもいいのかと思う。

技術的には難しい作業はないので製作は大工さんにお願いした。
上下の鉄はお客さんとお付き合いのある鉄工所さんに依頼
鉄工所さんとやりとりしながら、
心配だったので一部仮組をしてから、全ての材を仕上げる事にした。

使用場所は東京なので組立はお客さん自身、もしくは内装業者さんがやることになっている。
問題なく上手く組み立てる事ができればいいのだけど。。
念のため図面と材料の全てに番号をつけてから梱包した。


今回の要は柱材
材の選定とそれを直材に仕上げること

例えば支柱はナラ材で、、と指定されたら
50×40mmの直材を製作するのにどれくらいの削り代が必要で
そういった材を安価に手配するのは難しいだろうなぁと思う。

あ、そうそう塗装はなし、
オイル塗装すると本がオイルを吸ってしまうので、、
木の質感と紙の質感
無塗装の触り心地の良さ