MUKU-DATA  天然秋田杉 1820 455 t85mm オイル塗装 式台

天然秋田杉の盤、材面には3本の細かな木目が集約され密度が濃い分
その部分の色は濃くなっている。
面白い木目だなぁ・・と眺めていた。
木口を見ると通常の年輪のように半円ではなく山、谷のように凹凸がることがわかる。
立木の時も円ではなく星のように出っ張ったり引っ込んだりとギザギザした丸太だったのだろう。
そのような幹の形が材面の木目を描き出す。

この厚盤は突板用としてスライスされた残り(突き尻という)のものと聞いている。
サイズからしてイナゴ付き天井の天然秋田杉の付き尻という事になる。
この入り組んで集約された3本の木目が天井板の景色としては邪魔になり
ここで付くのを(スライサー)止めたのかもしれない。

用途としては住宅の式台、土間に置く上がり台にすると聞いている。
耳残しもいいが、こういった樹齢と杢目のある木をストレートカットして
フレームの中に杢目を映し出した姿は
耳付きとはまた違った見え方、面白さがあるかと思う。