MUKU-DATA  マンゴー木口  SOLD OUT

いかんいかん、どーもいかん
木材倉庫で作業するも、どうもこのマンゴーの木口に意識がいって
目が向かう。。
なので、一旦手を止め写真を撮った。

丸太の状態で、その丸太を挽いた際に出てくる材面の木目(模様)の情報の半分以上は木口から。
他は樹皮、場合によっては樹皮を剥がした辺材部分。
丸太を挽く前の情報源は主にこの2つである。
なので、木口に目がいくのはこの仕事をやっているとごく自然なこと。

例えば黒柿の丸太だったら挽いたら孔雀杢出るかなぁ・・色は緑がかっているねぇ・・
樫に現れる縞模様、木口面を見た際に牡丹の花に似ている事から
あの樫、木口に牡丹が出ているね~  とか
スポルテッド材も然り、これ結構良い感じで黒筋模様出てるねぇ・・と
挽いたら、、どんな杢目が出てくるだろう!?と期待値が上がってくる。
ちなみに写真のマンゴーは
その手の材の詳しい方から教えていただいたがハワイでは芯の濃い縞部分を
チョコレートハートと呼ぶらしい。
なんて素敵な言い方なんだろう!って思う。

木口の濃い縞模様は挽かれた板の材面の模様を作っている。
木口面から直角に折れて材面へと続く複雑な縞模様は見ていて飽きないし
なんだろう・・木口と材面の杢目が繋がって一体となってその一枚の板が出来ていることを見ていると嬉しくなってくる。。
なぜだ・・?

追記:なぜだ・・?
複雑に入り組んだ縞模様ではあるが、木口の面の断面から繋がる板状の平面に現れる模様には間違いやミスが一つもなく繋がっていること
嘘が一つもないこと、、これらが当たり前だが凄いって感じさせるのかもしれない。