MUKU-DATA  新発田屋事務所

雪が降っています。
昼から少しづつ、気づけば車の上に10cmほど。。
今夜の雪は積もりそうです。
ようやく雪国、新潟らしく、、静かに降る雪も悪くはありません。
今日は朝から事務所内の材料を整理をしていました。
ここに置く材、鎌倉倉庫へ持っていく材など時間ができれば常にそんな事をしています。

事務所の材を出して少し広くなったので、アフリカンパドウクの板をテーブルとして置いてみました。
立ててある場合と実際に横に置いた場合では随分と感じが変わるものです。
真っ赤な木、なかなかいい感じです。
L1500mm実際に座ってみると4人掛けならちょうどいいのかもしれません。

3時近くに、木のお師匠さんが遊びに来られて、
もうそれからは延々と、
この木はどこの何にするのがいいとか、ずーーーーっとそんな話。
で、雪がこんなに積もっていたのもわからなかったのです。

しばらく隅に追いやられてあった材、神代楢として数年前に銘木屋さんから仕入れたものなのですが、
外からの目隠しを兼ねてこの場に置いてみました。

これはもう数十年前に衝立としてこの世に第二の命を与えられてデビューした訳ですが、
陽の目を見ずに3~4年前に当社に着て眠っていた材です。

材って面白いもので、例えばこれ「この木」にスポットを当てて、
その木をどうしよう、いい部分は?など
その木について話はじめると、どんどんどんどんいい部分が輝き出してくるのです。
話をしながら気づくというか、
まるで木の方からもっと見て見て、いいでしょ?、活かしてねって言っているように
輝き出すから面白いものです。

まずこの神代楢の衝立、脚がイケてない。(断言)
飾り物として使うなら、脚をかっこよくスマートにすればそこそこイケたもの変わるでしょう。(断言)

で、これ飾り物なら、間口の長いBARカウンターの背面の飾りものなんかにいいかも。
真っ白な何もない壁面に、この目の積んだ、神代の楢。
バックカウンターには、上質なボトルが1~2本。
あとはそこに立つ人。スッキリとそれだけ。

とか、

お師匠さんは床(とこ)にもいいかもねと。
崩した畳間に、神代なので数千年もそこに埋まっていて少しだけ顔覗かせた神代楢としての見立。
床が神代だから、床柱は寂びれた老木の変木などを立てて云々。
あんまりキマリ過ぎると嫌味になるので、
ほんの少し外す為に、石や金属の小さいものを柱受けに使う。。。と
この木何に使うか?どう使うか?って話は面白いです。
好みやセンスが見えるものです。

皆さんなら、
この神代楢をどう使いますか?

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