■ MUKU-DATA  桧 上小節~無節  羽目板 厚さ10mm + バトン(塗料)着色

★夏バージョン
例年にないこの夏の猛暑で、連日の直射日光にやられて板巾が縮んでしまって、
いったん外して再度締め直した羽目板が・・・・

★冬バージョン
今度は締め過ぎにより、連日の雨や湿度によって写真のように膨らんでしまいました・・・

これは、締め過ぎにより、貼った板の一枚一枚が少しづつ膨らんで押されて逃げ場がなくなり
止まりのゆるい1ヶ所から力が逃げてその部分の実が外れてしまったという事です。

☆対策として
杉又は桧の板目は比較的、収縮や反りが大きいのでできれば柾目の板を使用したいところですが、
コスト面での問題もあります。
この板の場合は実のかかる部分が4mm程度で、
夏と冬では4mmの収縮は木であればあるかと思います。
また実部分は大きくても6mm位~8mm程度と思いますので、
板の表面からの、化粧丸頭ステンレスのスクリュウ釘(抜け難い)を打つ事をお勧めします。
ほかには、目地部分に押縁など入れるなどでしょうか・・・

要点をまとめてみますと
① できれば 柾目を
② 実の深い羽目板を選択
③ 塗装は両面で木が呼吸できる塗料で
④ できれば、表面釘止め又は押縁にて押さえる

でしょうか。
だけどこの様に、本実突付けの羽目板で施工する現場はよくあります。
木の特性ですので、お施主様への充分な説明とご理解が必要かと思います。

だけど、木ってこわいですね。

Mさん(このお宅のお施主様は木材関係の方なんですが・・)釘打っていいですよね?

*夏の補修時の様子はこれです。
羽目板が・・・

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