MUKU-DATA  クラロウォルナット sc no.7 1950x730x40mm  天然乾燥材  2020 4/22 SOLD OUT
この杢の美しいクラロを置いて数週間、
木が好きな人、家具屋さん、建築関係の方々と何名かの方にこのクラロをみてもらった。
白太部分には無数のピンホールがあり、元付近には割れ欠けがある。
全体のバランス、全面に散りばめられた細かな杢目は
欠点と言われるピンホールや欠けなども簡単に飲み込んで薄めてくれるから不思議だ。
元付近の欠けた穴、割れた痕、それらがこのクラロの全体の景色となっている。
試しに、その欠点と言われている部分を板で覆い隠してみる。
この部分をカットしたならば・・の想定。
味気ない・・物足りない・・急にバランスが悪くなる。
座って無塗装の板を軽く撫ででみる。
ウォルナットのちょうどいい硬さの質感、心地いい湿度、指先から伝わるこの木のパワー、
白太部分のピンホールのギザギザした部分を触る、変化がある心地よさが感じられる。
白太のピンホールを外し、元付近の割れや欠けを取り除き、
小さくはなるが、無傷無欠点の材に木取りしたとすれば、この杢目クラスなので
正に銘木級クラロウォルナットになるだろう。
どちらがいいかどうか?とは言えないが、
個人的にはこのクラロにとってはこのままの方が全体のバランスが取れていて美しいと感じる。
過去に多くの失敗や傷を抱えながら生きている欠点人間と同じように。

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