MUKU-DATA  二股のウォールナット Y字 SOLD OUT 2018 2/15

2つに枝分れした二股の板、ありそうで少ないのです。
Y字、ピース型、二股、枝分かれなどと言われますが、
自然とこの木が自ら自由に伸びて作った形です。
この二股の丸太、山から配送するにも多くを積めないし、
この枝が分れた表情を見せる為の製材も大変です。
でもより自然で自由な本来この木の持つ形=命の結晶です。
より自然な形、意図的ではない曲線を室内に入れると
ガラっとその場の空気感が変わるものです。
特に無機質な空間であればあるほど相反しあいどちらも引立つものかと思います。

欅などによく見られますが、枝の分かれ目の股の部分には
さば杢という扇型に広がりを見せる波の杢目が表れます。
ギター系などでよく耳にするクロッチっていう杢目です。
このウォールナットにも強くクロッチが入っています。
この部分がこの木の最大の魅力でしょうか・・
ここにこの木の魂が宿っているようです。

木はこのように枝の分れた部分、節の周辺、曲りのある部分、
多くの負荷のかかった場所に美しい杢目を表します。
人と同じと言えるのではないでしょうか・・・
だから、これら木やその表情に魅了されつづけるのでしょうね。

(※因みにこのウォールナットはクラロウォールナットとして購入しています。
市場経由でその筋の方にこの丸太を購入製材した業者さんに聞いてもらったのですが
そこも丸太をクラロとして購入されているようです。ですのでクラロとして
販売してもいいのでは(現にこの共木をクラロで販売されているところもあるようですが、
やはり挿し木の痕がないものをクラロというのは少し気が引けますし、
私自身が実証できませんので、普通のウォールナットでいく事としました)

削ったら色が抜けてしまったのですが・・・

加工前

追記:2017 0630
クラロウォールナットを多く目にして、
やはりこの木はクラロである事で間違いありません。

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