■ MUKU-DATA 神代杉 4分板(12mm厚の板)
建具の面材として使う予定の神代杉の柾目
色は薄めで、まばら
柾目も上下平行に真っ直ぐに柾が通ったものではなくウネウネと流れている。
板目部分も少し入っていて・・
決して上質な柾目とは言い難い板
自分はへそ曲がりなのか・・どうもこういった蛇行した柾目に惹かれてしまう。
上質な柾目ではないから、丸太を製材した際に、こういった柾が出てきた場合は
これをこれをそのまま4分板挽きするよりは別な用途として製材するのかもしれないね。
だから挽き終わった材木としてあまり目にすることがないのかもしれない。
ありそうでない柾目
色が均一ではない濃淡もそう。
色に関しても基本、統一していて、とかく神代木に関しては色の濃いものが好まれる。
この杉は色は薄めで濃淡もあって・・・
でもその淡いグラデーションがキレイに思えるんですよね。。
木の表情は決して同じものがないように
人の好みも千差万別、十人十色
それが本物の木を使うことの良さだと言えるのですが。
これ、表面を削ってツルツルにしたら、また趣が変わるよね、
帯鋸目の痕が残ったままの状態でこの色だから更に自分には響いてくる質感、見え方なのかもしれません。
同じ物を数十枚も揃える事ができず、僅か写真に撮っただけの数量しかない。。
これも何とも言えず、使える箇所が限られ制限されてしまう。
現在、ちょっとした収納扉の面材に使う予定。
この神代杉の柾目を貼る予定とは別な部屋での同じく収納扉面材の追加の相談をされているが、
部屋が離れているとは言え、
ここで神代杉柾目を使った時に、ではそちらの部屋ではどの木が一番合うんだろうか・・で
手が止まっている。






■ MUKU-DATA 欅材 帯鋸目+古色仕上げ
部材取りにと残してあった欅材
最近、倉庫内の小さめの材も整理しているが・・
これどうしようかなぁ・・って材は後回しになって溜まってくる。
これじゃいけないと、目につくものから使える?使っていただけるような何かへと
手を加えている。
なんてことはない欅の短材だったが、目が細かい訳でもなく木目が面白い訳でもなく
唯一の特徴はその昔梁材か何かに使われていて
欠き込んだ手仕事の跡が残っている事か・・
古民家で使われいた訳でもないので煤けて黒光りしていたのでもなく
少しグレーに色が変わっている部分があったりのただ単に古い欅の短材
用途としての見立ては
・土間等段差のある箇所におく敷台
・もしくは大壁和室の畳に床の間風に使う置き床(おきどこ)
畳間でなくてちょっとした空スペースのある場所に置く飾り台など
白い陶磁器が映えそうだ・・
この2点ほどしか思いつかなかった。。
先ずは木表面がグレーに変色していてただ単に古くて汚く見えたので
帯鋸で表面を擦り落とし、帯鋸目の痕をそのまま残すことにした。
そして古色のウッドワックスで着色
一日置いて眺めてみたがグレーがかったただマットな色合いがいまいちだったので
サンダー(#180)で部分的に艶を出してみた。
出っ張りの部分が削れるので帯鋸目の盛っている鋸目部分が白くなった。
サンドペーパーは直ぐに目詰まりをするがそのまま使う事で
妙な艶が出てきてだんだん古材風になってきた。
もう少し茶系の赤味の色が欲しかったので別なワックスを少しだけ上塗りして
再度磨いた。
まだまだもっとそれなりの雰囲気を出せたが、
そうそうこれに手間もかけられないし、こんな作業はDIYでどなたでもできる事なので
この辺で止めておいて、あとはお客さんの手とセンスに委ねようと思う。
多分だけど、もっと磨きをかけ、何度か好みの色を加えて更に磨く
完成してからも今度は乾拭きしながら艶をだしていくと
どこにもないオリジナルな欅の塊になるのかと思う。
その点、木、材木や木製品等はお客さん自身が育てていくとも言える。
是非皆さんにもやってみてほしい。









The post 樫の木 牡丹杢 一枚板 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 樫 牡丹杢 3.3m 540~650mm程度 厚45mm 天然乾燥材
5年ほど乾かしていた樫の木を製材した。
樫の丸太の木口に入った黒い模様が牡丹の花の輪郭に見えることからそう言われているのかと思う。
製材すると材面に黒い縞模様が入り、ウネウネとした模様が躍動感を与える。
重くて硬い樫の木
厚み60mm程度に修正挽きできたのですが、取り扱いなど考えて、粗木の状態で45mm厚とした。
製材時、節のある部分を帯鋸が通過する際に鋸の刃を傷めてしまい切れなくなって
部分的に帯鋸目の痕がくっきりと残ってしまった。
切れなくなった鋸は抵抗を受けて横に逃げていくので一旦取替えした。
その後プレナー加工を行おうと思ったが
否、待てよ・・ この板に関しては帯鋸目のまま使うのもありかもな・・とそのまま立て掛ける事にした。
スベスベツルツルした質感も良いが
細かな凹凸のある帯鋸目の触り心地も悪くはない。
そのカウンターやテーブルがどういった目的で使われるかで
最適解の仕上げを考える。
指から伝わる質感と凹凸のリズム
30年、50年と使われ続けていく未来を想像して適材適所へ行く事、使われ方を考える。




















The post 樫の木 牡丹杢 一枚板 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>The post 厚盤を再製材 修正挽き first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 樫の木 製材 修正挽き 2/24
5年ほど寝かせ厚めの一枚板を修正挽きした。
栃、栓、樫とどれも90mm~100mmと通常の板より厚みがあった材です。
厚みがある一枚板カウンターも悪くはないですが
場所を選ぶのかと思います。
厚めの方が良く見える場合もあるし、薄いラインの方がキレイに感じることもある。
栃は巾の無いものは半割して35mm程度
樫は重いのでt45mmで挽いて、途中節のある付近で帯鋸が動きづらくなって(切れなくなる)
ガっガっガっと少しづつ押して挽いたのですが
逆にいい具合に帯鋸目が入ったので
プレナー仕上げせずに帯鋸目残しで使うのはいいのかもしれません。
栓の板はあまりにも反りが大きく
センターから半分に挽いて片耳付き2枚を取ろうかどうしようと思ったのですが
一枚板のままでなんとか反りを落すことができたので物になりそうです。
5年ほど寝かして天然乾燥して、反り等を製材機で修正挽きを行い
材面を削り顔がわかるようにプレナー掛けを行ない
漸く木材倉庫に並べられる訳でして・・
一人前として皆様の前にデビューするまでには
なかなか手間と時間を要するものです。














The post 厚盤を再製材 修正挽き first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>The post 和材の組合せ(杉皮、腰板、錆丸太) first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 木材倉庫パーテーション
ラーチ合板部分の壁にオールドウッドワックス(色:アンティークグレー)を塗ったら
杉板部分が目立たたなくなってしまったので杉にオスモ(ノーマルクリアー)を塗ったんだけど
なんだかギラギラになってしまったなぁ・・
ラーチ合板の袖壁の見切りは桧錆丸太の半割を立て
天井には余っていた杉皮を張り左右の見切りとして神代欅(チェーンソー痕)の粗木で押さえる。
腰板の共木の杉をブックで上下左右ばらして張ってその部分の袖壁の見切りに欅帯鋸目の粗木を立てる。
今はギラギラしているけど、2~3年後には多分落ちついた感じになるかと思う。
お互いの素材(木材同士)を引立たせるのは案外難しいなぁ・・
実験実験、ここは木の倉庫、サンプル、ショールーム





The post 和材の組合せ(杉皮、腰板、錆丸太) first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA ラーチ合板にウッドワックスで着色
先週半ばからの最強寒波も少し落ち着きましたかねぇ・・
週末、一部改装中の木材倉庫の壁面にDIYで塗装をしました。
塗装と言っても自分でできる程度なのでたいした塗装ではありません。
マホガニーとダオの木地にオイル塗装(オスモ ノーマルクリアー)と
ラーチ合板にワックスで着色(OLD WOOD WAXとBRIWAX)です。
オイルは少し古くなって固まりかけていたオスモも湯煎して溶かして使い
着色できるワックスは塗料だとペタペタと床にペンキが垂れたり養生が大変だし
この木地を残したワックスの方がヴィンテージ感が出るからの単純な理由です。
それと、この程度であればお客様に対して自分でDIYでできますよ的な意味合いもあります。
マホガニー縦張りは敢えて材面を削らずに帯鋸目を残したままのラフ挽きで張りました。
もう少し色が灼けた方が見栄えがするのでクリア塗装して色を出しました。
これで完成ではなくこのラフ挽きの一部に少し艶のある部分があったりする事で
更に良い表情になるかと思いますので、機会を見て一部サンディングしようと思っています。
ダオの横張り部分ですが、ダオはグレー地に黒い縞模様が特徴的な木ですので
こちらは表面を削り、更に材面の縞模様を強調したいのでオイルを塗り
よりクッキリとさせました。
個人的には無塗装のままの少しぼやけている方が好みですが
ダオのサンプル、ショールーム的役割も兼ねていますのでクリアー塗装しました。
(木材倉庫のNも同様に無塗装の方が好みのようでしたが、敢えて塗ったのはそんな理由からです)
そしてラーチ合板部分の壁面ですが、
カツラ剥きされたラーチ合板の材面は木目が煩いので本来であればPB等に着色の方が
室内として考えた際はいいのですが
ここは木を立掛けたりしてある程度、壁面には強度が必要になりますし
キレイに着色され過ぎていると傷ついた箇所が目立ってしまうので
ラフなウッドワックス着色としてラーチの木目の煩さを和らげました。
マホガニーとダオを目立たせる為です。
以前よりウッドワックスは少し古材風に見せるのに手軽で便利な塗料で
時々使っています。
先ずはマホガニー部分のクリアー塗装から




次はダオ
このまま無塗装の方が鈍く光って良い感じなのですが・・


やっぱり塗ったらキラキラし過ぎますね・・
(でもここへ来ていただく皆さんには、分かり易くなったように思います)

クリアー塗装することでどちらも壁面が強調されたかと思います。

上記のクリアー塗装は土曜日、雪でお客さんが2名と少なかったのでその合間に塗りました。
そして昨日の日曜日はウッドワックス

サンプル的な意味合いが強いので部屋ごとにい色を変えてみようかと
マホガニー部分はオールドウッドワックスのホワイトで
境界の要の部分だけマスキングテーブを張って、、と





ホワイトはなかなか木地の色が消えず下手な白粉塗りみたいになってしまったなぁ・・
もう少し重ね塗りした方が良さそうだ。。
次はダオの区画
色は迷ったがブライワックスのシルバーグレー





う~ん・・?
シルバーグレイとは言いつつも、少し青が強い感じかなぁ・・
想像していた色と少し違ってたなぁ・・
失敗だったかなぁ・・? どう思う?木材倉庫のNさん?
でもね、失敗は失敗でいいのです。
ここを訪れた人が自分だったらこの色は使わない、自分だったらこんな色を塗るって
考えやすくなるので、これでいいのだ!(わしに任せるのだ!)
あぁ~ ウッドワックスの表情も2面塗ると少し飽きてきたなぁ・・
この杉板の壁面と杉皮天井の区画はどうしようか・・?
杉皮天井と同じ色を避けたかったので、、
白っぽい方が良かったけど、白は隣のマホガニー部分で使っているので
以前から時々使っていたオールドウッドワックスのアンティークグレーがあったので
これでいけと勢いで。。
少ししか残っていなかったので途中で終わり、追加発注中
杉板は木地のままにしようと思っていたけど
壁や天井に負けて目立たなくなっているのでオイル塗装した方がいいかなぁ・・?

もう1区画ある階段のある室内、
ここはもうワックスは止めよう。。
何か良い素材はないだろうか?
DIYで誰でも出来そうな面白い素材は・・・
革とか張ってみたいけど、革って高いよね?
石もいいよね? 簡単に張れるかなぁ・・・
階段が絡んでいるから難易度高め
なんかないかなぁ・・
The post たかが見切りされど・・ first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 神代欅 見切り 24×10mm チェンソー鋸目残し
一部杉皮を天井に貼るのにフィニッシュでボンド付けがなかなか難しいので
んじゃぁまあ、杉皮を押さえる為に押縁をいれようかって事になって・・・
杉皮の継ぎ目は6尺間に入るので、1.5間(2727mm)の間に909mmピッチ4本
杉皮自体、和風味なんだけど押縁を等間隔で入れる事で一気に「ザ・和」になってしまうのは
経験済み(木材倉庫の入り口の扉)
思いっきり和じゃないんだよなぁ・・と思いつつ
施工上押さえなきゃいけない問題もあり
ある意味妥協
さあ、倉庫の中で使えそうで安めの残り材は何かないだろうか?と物色する。
杉板を押さえるのに最適な平竹も数本あったのだが
ここはそれじゃないんだなぁ・・
竹で押さえると一気に本格的になってくるし
なんせ壁はラーチ合板のままで、少し木目が煩いから
DIYでウッドワックス等塗って木目を曖昧にしてぼやかしそうか・・等
所詮、倉庫のパーテーション
とは言いつつ、工務店さんや設計士さんなどプロの方が来店した時に
何?この部材と、、、
こんな部材もあるんだねぇと
いろんな木の使い方も知っていただきたいサンプル的な意味合いもありつつ・・
これいんじゃないかなぁ・・って直感で感じたのが
先日引き落とした神代欅の端材
片面はチェーンソーで切断した鋸目が荒々しく残っていて
色合いも地味で渋め
(こりゃ、いんじゃない、こんなのうちしかできんだろう・・)
長さ1.8m 巾130mmほどあった切れ端を大工さんに24mm巾の細めの棒に割ってもらい
これがなかなかイイ感じの素材になったかと思う。
こんな見切り、絶対に他ではないだろう・・
細めの見切り、押縁には面白いかと思う。
今回は杉皮の押縁だったが、例えば崩した草の和室の無垢天の押縁にも今後使えそうだ。
そう考えると通常であれば神代欅を修正挽きした端材だったが
それがどこにも見た事のない素材感を持っていたから、なかなか端材も捨てる事ができなくなる。
いざ、5.5mmベニヤ下地に丸まろうとする癖のある杉皮の裏面にボンドを付け
ステープルで張り始めたら、、
あれれ、と意外に上手くピッタリと張れる。
あれ?? 押縁なしでもいいんじゃないの・・・
杉皮をステープルで留めて、数本押縁としてこの神代欅の棒を横に当ててみたのですが
素材感も良くても、やはり横に押縁で流すと一気に和になってしまう。。
折角作った神代欅のチェーンソー鋸目残し押縁だったんだけど
止める事にした。
(あんなに気持ちが揚がってたのに・・)
でもどうせだから左右の見切り材として2本だけ入れた。
(これも見え方としては入れない方が良かったと思っているが
まぁ小さな部材としてのサンプルとして見ていただければと思う)
1820 24×10mm
木造建築の中の木材で言えば、材積からいって1/1000にも満たない1本かもしれないが
素材感、使い方を間違えると
杉皮も押縁も素材単体はいいとしても
どちらの素材も殺してしまう事になってしまう。
たかが1本の小さな部材だけど、そこにどの材を合せるか?
答えは何十通りもあって、
それがそこの作るもの出来上がるものの個性となるのかと思う。



The post たかが見切りされど・・ first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>The post バキバキの神代楢を製材 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 神代楢 製材 ( 11/4 新発田屋製材工場にて)
市場に置いてある時からバキバキで約半年ほど土場においていた黒い神代木
挽いてみたら、栗ではなく多分楢かと思う。
真っ黒な丸太・・
知らない人が見たら焦げた丸太に見えるだろう。。
製材前の前日に工場に入れたその黒い姿は異様で少し怖い感じだった。
真っ黒なのが最近、あちこちで騒がれている熊と重なる。
ガサガサな樹皮、挽いた時のバキバキのひび割れ・・
薄暗い工場に本当の熊が迷い込んだとしたら、
きっとこの黒い物体に熊自身がたじろんでしまうのでなかろうか・・・
これだけ割れていても中はまだ水分がたっぷりだった。
ひび割れた箇所には砂利が多く入っているのか?
帯鋸目は火花を散らして煙を出しながらゆっくりと進める事しかできなかった。
挽き面は帯鋸目の痕が残り少し光沢も出ている。
余程硬く、帯鋸は直ぐに切れなくなってしまう。
製材した板はどれもバキバキなっていた。
辺材部分は持てない位に割れが無数に入り力をかけると割れてしまう。
この状態で割れ止めを塗っても特に効果がある訳でもないだろうから
今回は割れ止めは塗らずにこのままの状態で桟済みして暫く乾かして様子をみる事にした。
木工の部材としてはバキバキになるので使えないだろう。
しかしここまで全体に割れが無数に入っているとそれはそれで面白い材に思える。
きっとプレナーかけたら材はバラバラになってしまうのだろう。。
このまま飾り台として、、
個人的にはこんなカウンターがあったなら気分も上がる。
白い陶磁器を置いたら映えそうだ。
花を活ける際の敷台にもいいかもしれない。。
崩壊寸前の木の個体
面白いからきっと何かに活かせるし、誰かの目に留まりそうだ。































The post バキバキの神代楢を製材 first appeared on 新発田屋 木材倉庫.
]]>
■ MUKU-DATA 差し鴨居 地松 製材して再利用
解体後新築、今まで使われていた差し鴨居を新築中の住宅に再利用したいとの事で
大工さんが古い差し鴨居を持ってきた。
材は松
築何年のお宅は分からないが材面には塗装されて赤黒く光沢がある。
磨いた古色というよりは塗装が塗られた古色といった感じだが
長く手入れ良く磨かれてきたのかと思う。
材は上下左右に反りと若干の捩れがあって、
今まではきっと建具の開け閉めはできなかったのではなかろうか・・
再度これを差し鴨居として使うには反り捩れを製材して落として
新たに鴨居溝を彫る必要がある。
古色風の色が落ちてしまうのは少し勿体ないかもしれないが
この反りを落さないとそのまま付けても建具の開閉ができないので
製材して擦り落とす事にした。
古い材はどこかに釘が打ち込まれている事が多いので
入念にチェックをするも、やはり数本小さな釘を見落としていた。
釘も一緒に挽いたことが、これ幸いして新たな材面は帯鋸目の痕が通常の製材よりも
くっきりと表れた。
反りを落してから、プレナー掛けして鴨居溝を掘って仕上げようと考えていたようだが
帯鋸目の痕もなかなかいいものだねって事になって
このまま削らずに納めるかどうか施主さんと相談するらしい。
少し染色すると更に帯鋸目の凹凸も更に強調されるかと思う。
先代が作った家の部材の一部を新築時に組み入れるのも
過去現在未来とプツンと分断するのではなく受け継がれていくようで
いいなぁと思う。
今あるのは、過去の先代たちがいたからこそ
今は過去から繋がり、未来へ受け渡し行く為の途中
何でも簡単に捨てるのではなく、大切に未来へ受け繋いでいって欲しいと思う。








■ MUKU-DATA 神代欅 約800×300×40mm
以前知人宅へ納めた神代欅の座卓を触りに
頻繁にご近所さんがお茶を飲みにくるらしい。
その方を連れて木材倉庫を訪れた際に、たまたま選んだ木材が
なんとその座卓と同じ丸太の共木の神代欅。。。
倉庫に数ある材木の中から、そんな偶然があるだろうか・・?
って事がこの仕事をやっていると
いちいち全部ここでは書かないが、本当に多い。
たまたま?とは思えない事が良く起きるので
「木の方が呼んでいる」というのはこの業界人が良く使う言葉でもある。
新潟から出た神代欅、製材後に割れ止めを塗り
もう製材後8年が経過した。
その間に割れも出るし、歪みもあるし、部分的に材が縮み窪んでいるし
木口は凸凹になっている。
両木口をカットしてプレナー掛けすればキレイにはなるが
このまま自然の形で歪みを残し、木口もこのままサンダーで磨く。
勢材時の帯鋸目も残しつつ手に棘が刺さらない程度の仕上げでいいというので
加工屋さんへ出すまでもなく私自身でサンダー掛けをさせていただいた。
無塗装も良い感じの色合いだが
オイル塗装ご希望の事だったので塗り込むと更に色は黒くなる。
新材なのに古材のようで、歪みや割れなど良い感じだなぁと思う。
お茶道具を載せておく敷板として使うらしい。
この感じは陶磁器にもあいそうなので
湯吞茶碗を置いてみる。
いいと思う。
自然に歪んだ曲線、製材の帯鋸の痕が残る材面、そして質感。。。
知人宅へ持って行き見てもらい、緑の植物も載せてみる。
こちらも悪くはない。
地味な板でありながら上に置かれたものをしっかりと受け止めてくれている様子
名脇役としてはピッタリ適材かと思う。
これでご近所さんは知人宅へお茶を飲みにくる回数が減ってしまうだろうか・・
いやいや、これからも更に兄妹の共木にも会いにくるような気がする。














