■ MUKU-DATA 杉 腰板 杢目 厚12mm
杢(モク)というと
栃だったり、欅だったり、クラロウォールナット、メイプル、花梨とか求められる事が多いが
杉でも部位によっては多彩な顔を見せる魅力的な杢が多い。
丁物であれば、杉の床柱の前杢
天井板の総杢、床天用、他には「腰板」として市場へ並ぶL900mm程度の板などが
杉の中でも杢物が使われる事が多い。
杉もその多彩な表情には魅了される。
用途として製材されるので「腰板」とは言っているが
大工さんが和風玄関の腰壁部分に張ったり、建具屋さんは帯戸の上下板に使われたりする。
用途で呼び名が付けられて括られているから
腰板に・・・と考えがちだが、使い方は自由かと思う。
なんに使ってもいいし、細かく切ってパズルにしてもいい。
木の成長と共に刻まれる年輪、厳しい自然の中で長く生きてきた木のその断片の杢目は
まさに自然が創ってくれたアート作品のようにも思えてくる。
これ一枚をフレームに入れて飾っても絵になって見える。
作家はこの杉自身と自然環境、長い年月ということなるのかと思う。
絵のタイトルは?
私はネーミングセンスがないので思いつかないが・・・


















■ MUKU-DATA 無鄰菴(むりんあん) 洋館 (2026 1/ 4 )
敷地全体の構成を山縣有朋自身が行ない、作庭は七代目小川治兵衛
庭もよかったけど、職業上どうしても建物とそこで使われる木、
そしてそれを作った大工さんをはじめとした職人さんたちの技術へ目が向かう。
燕庵を模して造られた茶室もよかったが、和の要素が加わった洋館の造作には
気持ちがあがる。




















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■ MUKU-DATA 神代欅 見切り 24×10mm チェンソー鋸目残し
一部杉皮を天井に貼るのにフィニッシュでボンド付けがなかなか難しいので
んじゃぁまあ、杉皮を押さえる為に押縁をいれようかって事になって・・・
杉皮の継ぎ目は6尺間に入るので、1.5間(2727mm)の間に909mmピッチ4本
杉皮自体、和風味なんだけど押縁を等間隔で入れる事で一気に「ザ・和」になってしまうのは
経験済み(木材倉庫の入り口の扉)
思いっきり和じゃないんだよなぁ・・と思いつつ
施工上押さえなきゃいけない問題もあり
ある意味妥協
さあ、倉庫の中で使えそうで安めの残り材は何かないだろうか?と物色する。
杉板を押さえるのに最適な平竹も数本あったのだが
ここはそれじゃないんだなぁ・・
竹で押さえると一気に本格的になってくるし
なんせ壁はラーチ合板のままで、少し木目が煩いから
DIYでウッドワックス等塗って木目を曖昧にしてぼやかしそうか・・等
所詮、倉庫のパーテーション
とは言いつつ、工務店さんや設計士さんなどプロの方が来店した時に
何?この部材と、、、
こんな部材もあるんだねぇと
いろんな木の使い方も知っていただきたいサンプル的な意味合いもありつつ・・
これいんじゃないかなぁ・・って直感で感じたのが
先日引き落とした神代欅の端材
片面はチェーンソーで切断した鋸目が荒々しく残っていて
色合いも地味で渋め
(こりゃ、いんじゃない、こんなのうちしかできんだろう・・)
長さ1.8m 巾130mmほどあった切れ端を大工さんに24mm巾の細めの棒に割ってもらい
これがなかなかイイ感じの素材になったかと思う。
こんな見切り、絶対に他ではないだろう・・
細めの見切り、押縁には面白いかと思う。
今回は杉皮の押縁だったが、例えば崩した草の和室の無垢天の押縁にも今後使えそうだ。
そう考えると通常であれば神代欅を修正挽きした端材だったが
それがどこにも見た事のない素材感を持っていたから、なかなか端材も捨てる事ができなくなる。
いざ、5.5mmベニヤ下地に丸まろうとする癖のある杉皮の裏面にボンドを付け
ステープルで張り始めたら、、
あれれ、と意外に上手くピッタリと張れる。
あれ?? 押縁なしでもいいんじゃないの・・・
杉皮をステープルで留めて、数本押縁としてこの神代欅の棒を横に当ててみたのですが
素材感も良くても、やはり横に押縁で流すと一気に和になってしまう。。
折角作った神代欅のチェーンソー鋸目残し押縁だったんだけど
止める事にした。
(あんなに気持ちが揚がってたのに・・)
でもどうせだから左右の見切り材として2本だけ入れた。
(これも見え方としては入れない方が良かったと思っているが
まぁ小さな部材としてのサンプルとして見ていただければと思う)
1820 24×10mm
木造建築の中の木材で言えば、材積からいって1/1000にも満たない1本かもしれないが
素材感、使い方を間違えると
杉皮も押縁も素材単体はいいとしても
どちらの素材も殺してしまう事になってしまう。
たかが1本の小さな部材だけど、そこにどの材を合せるか?
答えは何十通りもあって、
それがそこの作るもの出来上がるものの個性となるのかと思う。



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■ MUKU-DATA 杉 t12mm
先代の頃から長~く倉庫に眠っている材
デッドストックというよりも、、、 上の写真の杉で言えば、一部虫穴はあるし大きな節の部分は割れや欠けもある。
どう使おうかと使いようが難しかったのでそのまま何十年と放置されてきた板かと思う。
大きな杉の木だったことが想像できる。
決して銘木とは言えないが、一部光沢もあり柾目が揺れる面白い材かと思う。
虫食い部分と節の部分を取り除き600mm角、もしくは450mm角に欠点を取り除けば
それなりに使える材だったのだろうが、、、如何せん枚数が数枚程度しかないので建築用としては
向ける場所がなかったのかと思われる。
折角だから、木材倉庫のパーテーションの壁面の一部に張ろうと思う。
昔からやっている材木屋には大概、このように使えそうで使えないデッドストック材が
少しは眠っていることが多いかと思う。

こちらの杉板(腰板用、天井板用)も水害時に木口より水を吸って染みがついているので
販売できない材
そして、木目や色、木味など特に芸もなく・・・
どう張ったらいいかなぁと検討中
張ってから、あり得ない色を塗るとか・・
まぁいづれにしても、自社の建物に使用する時は
不良在庫などを実験的に、こう張ったらどう見えるだろう?皆さんの反応は?
といままでやってきた。
ダメだと思われている材が意外に良く見えたりして
工務店さんにこういった材は他にないかと聞かれる事もあるが・・
どの過程でも皆さん良材と言われる材の生産を目指し努力しているので
なかなか異端で不良な材など、探しても出てこないのだけど。。。
これらはダサく見える可能性大だが
着色して変化させるか・・
仮に失敗しても、そういった事はお客様のところではやってはいけないという事がわかるし
御来店いただく工務店さんなどにもダメなサンプルとして見ていただけるので
それでいいのかと思っている。
(ダサいのは嫌だけどね・・)





■ MUKU-DATA 瑞峯院 独座庭
孤篷庵へは行った事がなかったので向かうも、やはり非公開
多くの塔頭は特別公開期間以外は非公開となっているが、
西の端まで行った事で今宮門前通りに面した高桐院脇の瓦土塀を見れたのはよかった。 大徳寺境内図
いづれも何度か見てはいるが大仙院と瑞峯院を拝観してきた。
瑞峯院は玄関を入ってすぐの廊下板にブビンガ巾広一枚板が3枚使われていて
はじめてみた時はびっくりした。
寺院にブビンガかぁ・・なかなか・・ それもありかぁ・・
重森三玲(独座庭、閑眠庭)の作庭した庭が有名なようだが
どうしてもそこで使われる材へ目がいってしまうのは職業柄しょうがない。
以前は特別に平成待庵など見せていただいた事があるが
方丈の天井の巾の違った柾目板も、これはこれでいいものだなぁと
新たな気づきがあった。
長く大切に使い込まれてきた木材は、やはり美しい。





















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■ MUKU-DATA 和室部材
今朝出社したら、FAXが届いていた。
S48年工場を開設、過去和室には必須アイテムだった目透し天井の製造を
この7/20で終了するとの事。
長く続く和装材の販売不振、売上が過去の1/3、世界情勢の変化で資材高騰・・等
将来的に製造業を続けていく事が困難と書かれてある。
東京銘木市場も年内で長い歴史の幕を閉じる事が決まっている。
東京、新木場
日本の木の文化、和室の華である銘木を支えてきた市場も
似たような理由での閉鎖の決定だったのだろう。
いろいろな角度から検討しても将来的に夢を描けない。
なんとも言えない気持ちになってくる。。
新木場で約10年前に業界に見切りをつけ、廃業時に東北の材木商へと受け継がれた
和室部材(数寄屋建築部材)
これら部材の枯れ具合や佇まいがどうも気になっていたので
弊社でこれらを迎え入れる事にした。
枯れて侘びた部材たちが銘木商の手によって丁寧に仕立て上げられてある。
これは柱、これは框といった具合に和室の部材として簡単に使えそうなものはないのだが・・
さて、これらをどこにどう使っていく事が活かしてあげれるのだろうか・・
1本1本、それぞれに個性がある材たちかと思う。
和室は形を変え、畳は今も残る。
むしろ畳間が欲しいという要望は確かにあることは感じているし
私自身、建築するのであれば何部屋かは畳の間が欲しいと思っている一人である。
床柱、床の間、違い棚、天井目透し、竿縁天井、・・・・
それらの需要が激減した今、和室はどこへ向かっていくのだろう・・?
形は違ったとしても日本的な室内は残っていって欲しいと願っている。



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■ MUKU-DATA 杉 枌板 L=1000mm 巾150mm
枌板(へぎいた)といえば黒部(=ネズコ)
枌板にするネズコの丸太が出てこないと耳にする。
弊社的には頻繁に問合せをいただく材ではないが、
数寄屋建築や和風建築、その他、和のテイストを感じさせる素材のひとつだと思っている。
先日、おつきあいさせていただいている銘木匠から
これ、何のヘギだと思うって枌板を見せていただいた。
ネズコではないし、、、 ・・
杉に見えるんだけど・・ それとも何・・・?
杉だったのですが、
ネズコの適材が少ない事と枌職人が居なくなってしまう心配から
技術を伝承する為に、吉野杉の赤身で技術を継承しながら生産をはじめたらしい。
日本の木の建築用材は、素材の良さを更に引き立たせる為に技術に裏付けされた
ものが沢山生まれ、使われてきたと思う。
木の微妙な素材感の良さをここまで細かく使い分けてきた国は他にあるのだろうか・・?
少しでも受け継いでいきたい木の素材の一つかと思う。




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■ MUKU-DATA 杉無垢天井 市松 目透かし貼り
先日お邪魔したお宅の天井が、杉の無垢天、
よく格天井に使われる正方形の鏡板が張られてあった。
通常、銀杏面加工された格縁が正方形に組まれ、その部分にこの正方形の杉板を落し込んで格天井というものになるのだが、
ここは格縁が無く、目透しで正方形の杉板が張られてあった。
実はこれ、前々から無垢材を使ってやってみたかった張り方の一つで、
あぁ・・ここで使われてるぅ~ って先を越された感・・?
やっぱり同じ事考えてる大工さん、いるよねぇ~って感じ。。
格天井のように格縁がない分、軽やかな感じに見えて
コストも抑えられる。
時々、工務店の現場監督さんや設計士さんに
和の雰囲気の天井で何かいいもんないですか?って聞かれるが
何軒かに提案していた張り方。
これは壁にも応用できるし(以前やったことがある)天井にも使えるし、
格天井や腰板など杉の浮造りのかかったこられの板は
建具や腰板などの用途しかなく需要も減ってきていたこともあるので
今までの使われ方以外の用途が広がればお互いにとって良いのではないだろうか・・・。
問題は、四分(12mm)程度の厚みとは言え
無垢の一枚板ですので、張った後にも収縮がある。
場合によっては乾き過ぎた場合は引っぱられて割れが生じる事が想像できるので、施工面での工夫が必要になってくるかと思う。
和室天井というと・・・ えーっと、、 ってなるが
使い方、見せ方、張り方の工夫をすることで
コストを押えつつ、古いイメージとは違ったものに見せる事もできるのかと思う。
なんかいいものないかなぁ・・・
→いいもの見つからないから羽目板貼っとくか・・
ってのは避けたいところ
(羽目板は羽目板の良さがあるので、使う際は、積極的な意味合いで
ここは羽目板を使った方が良くなるよね・・って使いたい)
天井は勿論、壁面、床材と工夫して施工する事で
羽目板とは違った見え方になる素材の一つかと思いますので
是非積極的に活用して欲しいです。

廊下の垂れ壁の見切りには大きめの耳付き楓材が入れられてあった。
ありゃ、この木裏スポルテッド楓ですね。。
黒い筋模様が出てしまったが、まぁ良いよね的に当時は使ったのか思われますが
今だったらスポ楓使いました!って言えるのにねぇ・・


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■ MUKU-DATA 高野山の杉 腰板 浮造り SOLD OUT
高野山の杉丸太から挽かれた腰板材です。
腰板と言っても5枚口ですので、
枚数が少なく用途は限られますので1畳間の天井や床に使うのもありかもしれません。
他には踏み込み床の間の板でもありかと思います。
小さな和室、例えば三畳とか四畳半とか・・
障子があり薄っすら優しい灯かりの中で、
この木が持っている高尚な甘い香りが仄かに漂う。。。
瞑想するのは良いのかもしれません。
天然木の持っている香り、御香代わりに使える匂いです。
この木の持っている良さを最大限に使わずにはいられません。
関連:高野山の杉板 甘い香り / 高野山の杉 香りと気配

高野山杉2227 910 340(3枚)/360(2枚)12mm 5枚口 @4,200円/枚
4,200 ×5枚= 21,000円(税別) SOLD OUT




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