
■ MUKU-DATA インディアンローズウッド 天然乾燥材 プレナー加工済
SIZE 2300 SC540 t36mm
昨日お客さん宅へお邪魔した際に
蟻組接ぎ?(留めの継手がギザギザになっているあれ)された
インドローズ柾目で作られたスツールを見せてもらった。
ローズってやっぱりいい木だなぁ・・と思うし
手間のかかる組手の加工費を聞いたらそれなりの金額ではあったけど
ローズで作るから意味があり価値ある1点物、一生ものとして
大事に使われて次の世代へ受け継がれていくものになるかと思う。
(その加工費を聞いたなら、一般的には皆さん少し躊躇してしまうかもしれないが
実際にはそれ位の手間はかかるだろうし
大切な一生ものと考えるのであるならば決して高くはないだろう)
「インドローズ」
その言葉を聞くだけど、エレガントなものとして心の中がざわついてくる。
何故だろう?
例えばフェラーリディーノやランボルギーニミウラなど子供の頃の憧れのスーパーカーだけど、仮に間違って買う事ができたとしても
車が人を選ぶというか、恐れ多くてそれを乗りこなすには人として早熟過ぎるというか・・いや、あんたは乗っちゃいけないだろう的な
そんな雲の上の憧れのものという気持ちがある。
インドローズも木の中でいうならば何となくそれと同じような匂いがして、
でも少し無理して背伸びすればその憧れを手にいれ使う事ができるよね・・
しかも人に気づかれることなく、毎日触れて他人の目を気にせず
乗りこなすことが可能というか・・なんかそんな感じに自分的には近い。
前に木が好きな建築の先生がボソっと言った一言で
「木は物欲をそそる」といっていたけど
その遠くにある憧れを手に入れる事ができるというか
少し無理すれば物欲を満たすことができるみたいな感じなのかもしれない。
色、香り、質感、・・・・
この木は人を魅了する木だなぁ・・とつくづく思う。






