MUKU-DATA  比叡山延暦寺 国宝 根本中堂 大改修

琵琶湖の脇を通り京都へ向かう際に都度気になっていた比叡山延暦寺
今回は大徳寺周辺を見学した後、比叡山へと向かった。
延暦寺といえば、ゆく年くる年の除夜の鐘・・・
その程度の罰当たりな知識しかなかったので、半ば名所の観光気分みたいな感じだったのですが
根本中堂の平成の大改修中で、とりあえず写真を撮ってきたのだが
正月休みに上記にリンクを貼った比叡山延暦寺の根本中堂の歴史や動画などをみて
ようやく、これは貴重な改修工事中に行ってきたんだなぁ・・と
今一度、歴史など踏まえて行ってみたい気持ちになっている。

動画の中での説明で、丹塗り、ちゃん塗り、などはじめて聞く言葉もあったし
栩葺き(とちふき)って何?
檜皮葺(ひわだふき)や杮葺き(こけらふき)は耳にするが
とちふち? 栃ではなく栩?
厚めの板で屋根を作るのことを栩葺きというようです。
岸田工業株式会社 植物性屋根材一覧

根本中堂の板厚は動画で2.4cmと言っていたかと思う。
しかしこのトチという漢字、「栩」栃の木でも使うようだが、クヌギの木でも使うらしい。。。
木の漢字は色々とあって難しい。
更に、「栩栩然(くくぜん)」なる言葉まで・・・ なんだそれは?
字は見るからに楽しいそうに見えるのだが、
栩栩然(くくぜん)とは、
中国の故事に由来していてふわふわする様子、飛ぶ羽のように自由で愉快なさま 
などを言うらしい。

そうそう栩葺きの材に関してだが、もしかして栃の木を使うの?と思ったが
使う材は椹や杉赤の柾目取りとで
ここ根本中堂の栩葺きの屋根材はどうやら木曾の椹材が使用されているらしい。


軽い気持ちの観光気分で訪れたんだけど
調べてみればエライ所へ行ってきたと、今更ながら思っている。

完成は令和8年(2026年)の予定って、直ぐじゃないですかぁ・・💦
完成した姿も是非見てみたいと思っています。