MUKU-DATA 樟(クス)巾広一枚板 未乾燥、未加工

樟を多く扱っている方であれば、
写真を見ただけであの独特の香りがしてきますよね。
昨日、少し皮ハギをしていたのですが
このブログを書きながら写真を見ているだけであの香りと質感が感じられてきます。

辺材付近の斜めに入る割れ
これは樟もそうですが、桜や楓などにも見られます。
旋回木、捩れに対して生じる割れかと思われます。
こういった木は、乾燥過程で捩れていく事が多いように思いますが
現在まだ未乾燥なこの樟は如何に・・?

長さは1400mm程度で巾広の一枚板、共木で5枚です。
店舗のテーブル、学習机、
価格は安かったので部材取りでもいいでしょう。

木は乾燥していてなんぼ、乾燥してその木が持っている癖が現れ
部材として漸く機能します。
昔と違って「天然乾燥」の目に見えない眠らせた時間がなかなか評価されず
価格に反映できないのは辛い事ではありますが・・・
実際は流通過程で、誰がどこで、どういった管理の元に
天然乾燥の間、在庫するのか?
本来一枚板を扱う上で、最も重要な眠らせる一定時間なのですけれどもね・・・

数年後、捩れずに乾いてくださいねと思いながら手入れをしています。