MUKU-DATA 花梨一枚板 天然乾燥材 プレナー加工済み

花梨3枚を削り倉庫に立て掛けた。
なかなかそれぞれに個性的な板かと思う。

左右2枚は古い時代のもの、真ん中は埋れ木だったような話をしていたが
本当なのかどうか・・?
少し色が暗めになっているけど、神代花梨なんてそもそもあるのかどうか?
ただ単に、数年屋外で投げてあった程度のものなのかもしれない。




花梨 左: 2730 800-600-710 t34mm 

グニャグニャした杢もあるし、
白太と赤のコントラストも面白いし
板の対角線上に空いてある四角い穴は丸太を引っ張り搬出する際に開けられた穴
象を使って引っぱり出したとか言われたりしているが
見たことがないので本当かどうかわからない。
トラクターだったりして。。
カリンの産地はインドシナ半島(タイ、ミャンマー、ラオス、カンボジアなど)で
このロープなどを通す為の穴は、花梨以外ではチークなどにも時々見られる。
仕上げる際はこの部分を切り落とさず、残して仕上げても面白いかと思う。
片側1カ所の穴は何度か見たことがあったが
対角線上に2つ開けられているのは初めて見たような気がする。
レジンとも相性がいいように見えるがどうだろう?







花梨 真ん中: 3300 540 ~ 730 t53mm

さきほども少し触れたが、埋れ木だった花梨の丸太を挽いたものと
聞いている。って事は神代花梨?
ほんまかいな?
色は少しくすんでいて暗めだけど樹皮部分を見る限り
埋れていたとしても大したことのない期間なのかと思う。
本当に長く埋もれていたら一体どんな色合いになっていたのでだろう・・・
花梨も長い年月と共に色合いは深みを増していく。
はじめは赤すぎる色合いも徐々に落ち着きのある渋い色へと変化していく。
その点、この花梨ははじめから落ち着きのある色をしているので
違和感なく直ぐに使えそうな一枚かと思う。







花梨 右: 2700 550-740-500 t45mm 

たまご型の楕円の耳付き板
時々このように4方に辺材の耳が残ってある板をみる事がある。
丸太が背中側に少し出っ張っているのでしょうね。
天然で周囲を囲まれた板なので折角なら両端をカットせずに
そのまま耳を残して使うといいかもしれません。
紅白のコントラストも良いし、玉杢も出ています。




遠目でパッと見ると紅白の錦鯉みたいにみえるんですけど・・

花梨は花梨でもなかなか個性的な3枚かと思います。