MUKU-DATA  欅(ケヤキ)

雪が降ってきました。
昨日は雨、一昨日は青空、比較的暖かかったのですが。。
しばらくこれを繰り返しながら、また春がやってきます。

『欅』
だれでも馴染みのあるケヤキ、
そういえば欅に関して、あんまり書いた事がなかったかもしれない。
ピンキリ、ものすごく良い物~並までの幅のある材ですよね。
正直、積極的には欅は買っていないかな・・
いいものはめちゃくちゃ高くて、買えないし、、
素杢のものは、ああそうだね、っていう相応の単価。
杢目もほんと多彩で、いろんな表情があって、のめり込んでしまう材かと思います。
欅に手を出して大火傷したとかよく聞きます。
それほど人を虜にする杢を秘めている材かと思います。

何枚かあるのですが、ことごとく白太部分は虫にやられてしまっています。
美味しいんでしょうね、ケヤキのシタラ。

ケヤキといえば、やはり板の雄、
欅を分らずにして日本の広葉樹を語るなと、欅屋さんに言われそうな気もします。
それほど魅力的で奥の深い木です。

今のところ市場にはまだ沢山並びますし、それ相応の単価で入手は可能ですから、
何となく見過ごしている、眺めて流しているって感じかな。。

安いケヤキ、変な形のケヤキ、人が見向きもしないケヤキ、
行き場のないケヤキ、
それらで、面白そうな物を買って乾かしていた材を起こしてみました(鉋掛けをしました)
あの欅特有な香り、
荘厳な香りといいますか、あの香りキリっとした気分になります。
また
暴れた材ほど見られる様々な顔を表しました。

材木業界では価値の低いこれらの傷んだ欅材、
皆さんだったらどう評価されるでしょうか・・・

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